名古屋ガイドウェイバス志段味線 大曽根駅を訪ねる~ゆとりーとラインの起点駅~

名古屋ガイドウェイバスの大曽根駅はゆとりーとライン(志段味線)の起点。地上3階建ての立派な高架駅からは、中志段味・高蔵寺方面のガイドウェイバスが頻繁に発着しています。

名古屋ガイドウェイバス志段味線 大曽根駅


大曽根駅は名古屋ガイドウェイバス志段味線(以降:ゆとりーとライン)の起点駅です。

ゆとりーとラインはガイドウェイバスと呼ばれる新交通システム。鉄道のように専用軌道を走行しますが、車両の規格は路線バスと同じなので、一般道路も走行できます。ガイドウェイバスは欧州などでは複数の導入実績がありますが、日本で営業運転しているのはゆとりーとラインのみ。

大曽根駅はJR中央本線と市営地下鉄名城線、名鉄瀬戸線が乗り入れる名古屋有数のターミナル駅。ゆとりーとラインの駅は名鉄線とJR線の駅舎と並ぶように建っており、各路線ともすぐに乗り換えることができます。

駅舎は他の路線と独立した高架駅です。
東京の日暮里舎人ライナーや神戸のポートライナーのような、ほかの新交通システムと似た立派な駅舎です。

駅舎は地上3階建てです。
2階部分にコンコースが設けられていて、駅事務室もあります。

当駅はゆとりーとラインで唯一の有人駅。2階には改札のような構造になっていますが、駅での改札は行われていません。運賃は通常の路線バスと同じく、車内で支払うシステムです。

3階のホームは乗車ホームと降車ホームに分けられた相対式の2面2線構造。

車両は一般の路線バスと同じサイズですので、ホーム自体はコンパクトです。乗車ホームには上り専用エスカレーターが、降車ホームには下り専用エスカレーターが設けられています。

乗車ホームに乗り場は2つあります。
前方の1番線は小幡緑地または中志段味行き、後方の2番線からは比較的運行距離が長い高蔵寺またはサイエンスパーク経由の中志段味行きが発着。ゆとりーとラインは途中の小幡緑地駅まで専用軌道を走行し、そこから先は一般道路を走ります。


地上からの階段 (2014)
出発を待つ中志段味行きのバス (2014)
大曽根駅を出ると高架橋は90度に曲がる (2014)
起点駅のため、車両回転場と駐車場が併設 (2014)

大曽根駅の情報

路線 :名古屋ガイドウェイバス(ゆとりーとライン)
住所 :愛知県名古屋市東区矢田南5丁目
開業日:2001年3月23日
訪問日:2014年1月5日
    ※画像はすべて訪問時に撮影したものです