名古屋ガイドウェイバス志段味線 小幡緑地駅を訪ねる~ゆとりーとラインの終点駅~ 

名古屋ガイドウェイバスの小幡緑地駅は志段味線の終着駅。当駅から先はモードインターチェンジを介して一般道路を走行する路線バスとなります。

名古屋ガイドウェイバス志段味線 小幡緑地駅


小幡緑地駅は名古屋ガイドウェイバス志段味線(以降:ゆとりーとライン)の終着駅です。

ゆとりーとラインは全国で唯一の営業しているガイドウェイバス路線で、起点の大曽根駅から当駅までは高架の専用軌道を走行しています。専用軌道は当駅が最後となりますが、当駅に隣接するモードインターチェンジを介して一般道路に降りることができるようになっています。

高架下にある駅入口 (2014)

駅は相対式2面2線の高架駅です。

ホームは1番線が高蔵寺・中志段味方面、2番線が大曽根方面です。出入口と各ホームを繋ぐ階段は1カ所ですが、エレベーターも設置されています。無人駅ですので駅事務室などはありません。

当駅を発着するバスは各方面日中は毎時6本、10分間隔です。

ゆとりーとラインの高架区間は当駅までのため、下り方面のバスは一般道路に降りて中志段味、中志段味(サイエンスパーク経由)、高蔵寺駅の3系統に分かれます。また、当駅止まり・当駅始発のバスが平日ダイヤの朝夕と休日ダイヤの朝に設定されており、朝の大曽根行きは1時間で最大20本程度の高頻度で運転しています。

当駅止まりのバスは一度に地上に降りて、専用ロータリーで回転したのち、2番ホームに停車する仕組みになっています。

2番線ホームへの階段 (2014)

小幡緑地駅は守山区の丘陵地帯に位置しており、近隣には駅名の通り県営小幡緑地が広がります。緑地は数カ所に分散していますが、当駅は敷地がもっとも広い本園の最寄り駅。そのほか、市営の守山スポーツセンターが隣接しています。

モードインターチェンジとは

小幡緑地駅の高蔵寺側にはモードインターチェンジがあります。

ゆとりーとラインの大曽根~小幡緑地駅間は高架の専用軌道区間です。専用軌道上では車両に搭載された案内装置をレールに押し当てながら進みますが、同じ車両で一般道路も走行できるのがガイドウェイバスのメリット。

モードインターチェンジは車両に搭載された専用軌道走行に必要な機能のON・OFFを行う場所。案内装置の伸張と格納、専用無線の稼働などを切り替えることによって、一般道と専用軌道を連続して走行することを可能にしています。


小幡緑地駅の情報

路線 :名古屋ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)
住所 :名古屋市守山区竜泉寺2丁目
開業日:2001年3月23日
訪問日:2014年1月5日
    ※画像はすべて訪問時に撮影したものです