名古屋から伊勢に行くなら!JR線と近鉄どちらが便利なのか?

参宮線と近鉄鳥羽線

名古屋駅から伊勢神宮、鳥羽方面に行く場合はJRと近鉄どちらでも行くことができます。実際にはどちらの路線を使方が便利なのでしょうか。この記事では、JRと近鉄の運賃や所要時間を比較したうえで、路線別のメリットをご紹介します。

名古屋から伊勢に行くなら…

伊勢神宮や鳥羽水族館のある伊勢鳥羽エリアは、名古屋方面から日帰り圏内でもありアクセスも便利です。東海道新幹線も乗り入れる名古屋駅から伊勢方面へのアクセス手段は主に鉄道。

名古屋駅と伊勢方面を結ぶ鉄道はJRと近鉄の2路線あります。どちらも名古屋駅を起点に、伊勢市駅と鳥羽駅を結んでいます。同じ駅まで行くことができるため、どちらの路線を使うか迷ってしまうことも多いです。実際にどちらが便利なのでしょうか。

運賃と所要時間

伊勢市駅までの運賃と所要時間

JR線…約1時間30分/おとな2,040円
近鉄(急行)…約1時間40分/おとな1,470円
近鉄(特急)…約1時間20分/おとな2,810円

結果から申し上げると、運賃・所要時間どちらも近鉄に軍配が上がります。

ただし近鉄で伊勢市まで乗車する場合は、乗車券のみで乗れる急行と追加で座席指定券の必要な特急の2種類があります。急行に乗車する場合、片道運賃は1,470円と最も安いです。ちなみに、伊勢市まで直通する急行は1時間に1本程度運転しています。

所要時間の場合は近鉄特急がもっとも早いです。
近鉄特急は主要駅しか停車しないのため、乗車時間は約1時間20分。急行との時間差は約20分、金額は倍近い2,810円です。所要時間が短いぶん、運賃が高くなります。運転本数はダイヤにより異なりますが、日中は毎時2本程度です。

ちなみに、JR線は快速みえを利用します。

運賃は近鉄の急行よりも高く、特急よりも安い設定。所要時間も近鉄特急よりも遅く、急行よりも早いというバランスの取れた所要時間になっています。快速みえは1時間に1本運転しています。

車両と座席

最後に座席の比較です。

車両と座席

近鉄急行:通勤車両(列車により異なる)
近鉄特急:特急車両(2名掛けリクライニングシート)
JR快速 :キハ75形(2名掛け転換クロスシート)

近鉄の急行は通勤車両での運行です。2人掛けの転換クロスシート車両も走っていますが、ロングシートの車両もあります。クロスシート車にはトイレも設置されていますが、どちらに乗れるかは運次第ですね。6両編成の場合は車両ごとにシートが異なる場合もあります。

近鉄特急は専用車両での運行で、2人掛けのリクライニングシート。特別車両料金を別途支払えばデラックス車両(1+2列)にも乗車可能です。車両にはトイレも設置されています。

快速みえはキハ75形気動車での運行です。車両は2人掛けの転換クロスシートで、トイレが設置されています。基本的に自由席ですが、1号車の半分を指定席として販売もしています。繁忙期などに必ず着席したい方は指定席券の購入がおススメです。

JR線のおススメポイント

次に、それぞれ路線別のメリットを紹介します。

  • 快速みえを毎時1本運行
  • 追加料金で青春18きっぷ乗車可
  • 二見浦駅に行くのはJR線だけ

JRは全国に路線がありますので、最寄りのJR駅から伊勢方面まで1枚のきっぷで乗車できるので便利です。伊勢神宮の最寄り駅は伊勢市駅、終点の鳥羽駅といった主要駅にも乗り入れているので、観光地へのアクセスは近鉄と遜色ありません。

①快速みえを毎時1本運行

JRでは快速みえを運行しています。
名古屋駅から伊勢市駅を経由して鳥羽駅を結んでいます。

停車駅の少ない快速列車で、平日休日にかかわらず毎時1本運転しています。途中、伊勢鉄道という路線を経由するため所要時間は普通列車よりも早く、名古屋~伊勢市の所要時間は約1時間半。鳥羽駅までは2時間前後です。

車両はキハ75形の2両編成で、ほとんどが自由席。1号車の一部は指定席として販売しています。車端部分以外は2人掛けの転換クロスシートですので、車窓を眺めながら移動することが可能です。

乗車券だけで乗ることができる車両としてはグレードが高く、しっかりとトイレも付いています。ただし、気動車ですので乗り心地は少し独特です。

②追加料金で青春18きっぷ利用可

JRでは様々なお得なきっぷを販売してるため、フリーパスを利用して遠方から旅する場合はJR線がお得です。

全国のJR路線が利用できる「青春18きっぷ」で快速みえを利用することも可能。ただし、途中で伊勢鉄道線という第三セクター路線を経由するため、別途520円の精算が必要です

ちなみに、JR東海が発売している「青空フリーきっぷ」や「伊勢路フリーきっぷ」、「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」では伊勢鉄道線も乗ることができるため、追加料金は不要です。

ちなみに伊勢鉄道線の支払いにはICカードは利用できませんのでご注意ください。

③二見浦を結ぶのはJR線だけ

夫婦岩で有名な二見興玉神社や賓日館にほど近い二見浦駅に乗り入れているのはJRのみ。伊勢や鳥羽から少し距離のある二見エリアに行く場合はJR線が便利です。二見浦駅から夫婦岩までは参道を利用して15分程度。

近鉄で二見エリアに行く場合は、伊勢市駅や鳥羽駅から三重交通バス「CANばす」を利用します。

近鉄電車のおススメポイント

近鉄鳥羽駅
  • 運転本数が多い
  • 特急に乗れば所要時間が最短
  • 志摩エリアを結ぶのは近鉄だけ
  • お得なフリーパスがある

伊勢志摩エリアへのアクセスは全般的に近鉄が便利です。

特急を利用すれば快適で所要時間もかなり短いです。特に各種フリーパスなども発売しており、しっかりと観光したい方にはおススメ。伊勢神宮の最寄り駅も伊勢市駅、宇治山田駅、五十鈴川駅と3つの選択肢があり、地域に密着した路線です。

①運転本数が多い

近鉄最大の特徴は運転本数の多さです。

基本的に毎時特急が2本、急行1本走っています。特急は2本のうち1本は宇治山田もしくは鳥羽駅止まり、もう1本は賢島まで直通します。急行は日中は主に五十鈴川駅行きとして運転しています。鳥羽方面に行く場合は一度乗り換えが必要です。

②所要時間が最短(特急)

特急を利用すれば名古屋から伊勢市駅までは約1時間20分です。

座席指定制のため別途特急券の購入が必要になりますが、快適に移動できます。近鉄特急は様々な種類の車両が走っています。遠方から伊勢志摩観光に行く場合は少し贅沢して移動時間も楽しめる特急もおすすめです。

伊勢志摩ライナーサロン席
伊勢志摩ライナーのサロン席。ツイン席

伊勢観光に特化した「伊勢志摩ライナー」や「観光特急しまかぜ」などグレードの高い車両も走っているので、狙って乗車するのもアリです。人気の列車は満席になってしまう場合もあるので早めの予約がベストです。

伊勢志摩方面への特急は名古屋からだけではなく、大阪難波や京都方面からも運転しています。

④志摩エリアを結ぶのは近鉄だけ

伊勢鳥羽方面から先、志摩エリアまで路線があるのは近鉄だけです。

JRの参宮線は鳥羽駅が終点ですが、近鉄は鳥羽駅から先も近鉄志摩線が賢島駅まで伸びています。終点の賢島まで直通する特急は毎時間1本運転しています。志摩方面まで足を伸ばす予定がある方は近鉄を利用すると便利です。

志摩スペイン村やレンタカーを利用して横山展望台や地中海村方面に向かう方は鵜方駅、英虞湾クルーズや伊勢志摩近鉄リゾートを利用する方は賢島駅が便利です。

③お得なフリーパスがある

近鉄では伊勢志摩観光に便利なきっぷを発売しています。

ひとつは伊勢神宮参拝きっぷ。往復乗車券とフリー区間の近鉄および伊勢市周辺の三重交通路線バスの乗り放題になるフリーパスです。近鉄の走っていない二見・朝熊エリアには三重交通バスが利用できます。

もうひとつは、伊勢鳥羽志摩観光パスポートまわりゃんせ。伊勢神宮参拝きっぷの内容に加えて、鳥羽や志摩方面の路線バスと海上交通の乗り放題、20以上の観光施設の入場券がセットになったフリーパスです。鳥羽水族館や志摩スペイン村にも入場できます。

どちらのフリーパスにも往復特急券と、現地フリー区間内で利用できる特急引換券が付いています。移動も快適に効率よく旅行をすることができるので、宿泊して伊勢志摩エリアを楽しむ時におススメです。

2021年から通信販売でも購入することができるようになりました。

伊勢神宮宇治橋 近鉄でお伊勢参りへ!お得な「伊勢神宮参拝きっぷ」の使い方 まわりゃんせ画像 伊勢志摩のパスポート!近鉄の観光フリーパス「まわりゃんせ」の使い方

フリーパスの詳しい内容については別の記事で紹介しています!

さいごに

近鉄賢島駅

近鉄とJRどちらでも行くことのできる伊勢志摩エリア。

それぞれの路線に特徴があるので、旅程に合わせて利用する路線を決めるのがおススメです。現地で何度か途中下車をする予定がある場合はフリーパスなどを購入すると、よりお得に旅行することができますよ。

コロナウィルスの影響により、列車の運休やダイヤの見直しも実施されている可能性があります。出発前には各鉄道会社のホームページから最新の情報をお確かめのうえ、旅行をお楽しみください!

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