上長瀞駅は秩父鉄道の駅です。
1916年に国神駅として開業し、1928年に現在の駅名である上長瀞駅に改称されました。隣駅の長瀞駅よりも荒川の上流に位置することが駅名の由来。宝登山神社や長瀞岩畳などの観光地には長瀞駅が便利です。
上長瀞駅は単式と島式ホームの2面3線構造。駅舎と直結する単式ホームの1番線が秩父方面、島式ホームの2番3番線は長瀞方面の列車が発着します。それぞれのホームは北側にある構内踏切で結ばれています。
3番線はホームが大きくカーブしている影響で、停車中の車両扉は中ほど2ヶ所のみ開きます。西武線から直通してくる長瀞方面行きの車両のみカーブの少ない中央の2番線に停車しています。
往時の秩父鉄道には東武東上線やJR高崎線からの直通列車が運行されており、当駅で折り返す優等列車もありましたが、1990年代には廃止。現在の他社線直通列車は西武秩父線からの普通列車のみ。急行秩父路とSLパレオエクスプレスは当駅には停車しません。
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上長瀞駅の駅舎は並走する国道140号の反対側、荒川方面を向いて立っています。駅前の南桜通りを下っていくと5分程度で荒川河川敷まで行くことができます。川沿いにはバーベキュー場やラフティング受付などアウトドア施設が並びます。また、上流に架かる秩父鉄道の荒川橋梁は撮影スポットとしても有名。
他には秩父で発掘されたパレオパラドキシアの化石をはじめ埼玉県の自然史を紹介する埼玉県立自然の博物館や明治23年創業の天然氷のかき氷専門店の阿左美冷蔵金崎本店も徒歩圏内です。
路線 :秩父鉄道
住所 :埼玉県秩父郡長瀞町大字長瀞1524番地1
開業日:1916年1月1日
訪問日:2019年5月19日ほか