近鉄名古屋線 近鉄名古屋駅を訪ねる～名阪特急の終着駅～

近畿地方を中心に2府3県にまたがる近鉄路線網の中京圏側の拠点で、名阪特急のほか伊勢志摩方面への観光特急も発着するターミナル駅として機能しています。JR名古屋駅南口付近の地下に駅があり、名鉄名古屋駅とも隣接しています。

駅は地下1階にあり、ホームは櫛型の頭端式4面5線構造。
西側にある4番,5番線を特急列車が使用し、その他の種別は1～3番線から発着しています。

近鉄名古屋駅は複数の改札口が設けられ、ホーム階には地下街と直結する「地下改札口」および「JR線・新幹線連絡改札口」と「名鉄線連絡改札口」があります。改札を出ることなく他社路線と乗換えが可能な点が便利です。また、ホーム中ほどの階段を上がったM1階には「正面改札口」と入口専用の「新南改札口」があります。

役割としては、特急が都市間の長距離輸送、急行が山田線・鳥羽線あたりまで乗り入れる中距離輸送、準急と普通は名古屋線内の単距離輸送を担っています。特急が頻繁に走っていることもあって、名古屋線は運転本数の多い路線です。

特急は主に名阪特急と伊勢志摩方面の2種類。
同じ行先の特急でも速達タイプと停車駅の多いタイプに分かれており、車両も様々な形式が混在しているのが複雑ながらも近鉄独自の魅力でもあります。

日中の運行本数はそれぞれ毎時2本程度。10時台には1日1往復の観光特急しまかぜが加わります。2020年から運行を開始した名阪特急「ひのとり」は当駅を毎時ちょうどに出発するわかりやすいダイヤが組まれています。