とうきょうスカイツリー駅は東武伊勢崎線の駅です。
駅名からもわかる通り、東京スカイツリーを含むスカイツリータウンの最寄駅。とはいえ、近年新しく開業した駅ではなく、2012年まで業平橋駅と呼ばれていました。
1902年に東武鉄道の起点駅として開業した歴史があり、現在の浅草駅まで延伸したあとも車両工場や貨物駅が併設するターミナル駅として機能していました。
駅名は数回変わっていますが、業平橋という駅名は歌人・在原業平がこの地を訪れたことにちなんだ古風なもの。今でもホームに設置されている駅名標には小さく「旧業平橋駅」という記載が残されています。
スカイツリータウンは東武鉄道の貨物ヤード跡地を活用して、東武主体で再開発された施設。
2012年の開業に合わせて駅のリューアル、駅名変更、特急停車駅への格上げなどが行われました。
その他には伊勢崎線に「東武スカイツリーライン」という愛称を付けてみたり、スカイツリートレインなる特急列車を走らせてみたりと、再開発に関する東武の本気度を窺い知ることができます。
訪問した2021年の段階では、駅は高架島式1面2線の構造。
改札は正面と東改札の2箇所あり、どちらもスカイツリータウンと隣接していました。現在は曳舟寄りの路線高架化とホーム2面2線化の工事が実施され、現在は上下線で別々のホームと改札口が設けられています。
現在は特急、区間急行、区間快速、普通、すべての定期列車が停車します。
スカイツリーが開業する前までは普通列車のみ停車していましたが、2012年春のダイヤ改正から徐々に停車する種別が増えて、現在ではすべての列車が停車するようになりました。ちなみに起点の浅草駅とは1.1kmしか離れていません。
路線 ：東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
住所 ：東京都墨田区押上1-1-4
開業日：1931年5月25日
訪問日：2021年9月24日
※画像はすべて訪問時に撮影したものです
