東武伊勢崎線 館林駅 ~東武3路線が分岐する伊勢崎線の中核駅~

館林駅に停車中の佐野線葛生行き

館林駅は東武伊勢崎線をはじめ佐野線と小泉線の起点となるターミナル駅です。

東武鉄道 伊勢崎線/佐野線/小泉線 館林駅


館林駅は群馬県館林市にある東武鉄道の駅。
伊勢崎線、佐野線、小泉線の3路線が乗り入れるターミナル駅です。

東武伊勢崎線は路線距離が114.5kmにもおよぶ長大路線。

東武ネットワークが充実する北関東では、伊勢崎線を幹にして、途中駅から枝葉のように別路線が伸びています。佐野線も小泉線も群馬・栃木の市街地を結ぶローカル路線で、館林駅を起点にしています。

群馬県の東南部に位置する館林は中世以来の城下町として栄えた歴史のある街。

館林駅は市街地とは少し離れた場所に位置しています。東西自由通路を兼ねた橋上駅舎は2009年に完成したばかりで、駅前は綺麗に整備されているものの、こざっぱりとした印象。

市の中心部に近い東口がメインエントランスで、市街地は徒歩15分程度の距離にあります。

再開発で整備された西口側ロータリー (2021)

もう一方の西口も綺麗に整備されているものの、駅前一等地には日清製粉や正田醤油といった食品メーカーが工場を構えています。どちらも企業ミュージアムを併設しているので、気軽に社会科見学ができます。

ちなみに郊外にはアサヒ飲料の工場もあり、こちらもカルピスの製造工程が見学できるミュージアムがあるそうです。

駅は島式2面5線のホームを有する地上駅。

館林駅は特急を含むすべての列車が停車します。伊勢崎線は当駅を境に複線から単線に切り替わるため、特急列車以外は運転系統が分離。朝夜に浅草方面へ直通する区間急行および区間準急は当駅が起点になるほか、そのほかの時間帯は久喜~館林、館林~伊勢崎・太田間の折り返し運転が基本です。

小泉線と佐野線は路線内完結の普通列車が基本。
佐野線は伊勢崎線に直通する特急が1日1往復のみ設定されています。

ホームはやや変則的な構造になっていて、伊勢崎線の発着するホームの切欠き部分に佐野線と小泉線の専用コンパクトなホームがあります。どちらの路線も基本的に2両編成。伊勢崎線も当駅より先、伊勢崎方面の車両は3両編成での運行となり、当駅を境にローカル感が出てきます。


館林駅の駅名標 (2021)
佐野線専用の1番ホーム (2021)
館林駅に停車中の佐野線葛生行き
佐野線に使用される車両 (2021)
ホームの伊勢崎寄り (2021)
小泉線に使用される車両 (2021)

館林駅 の情報

路線 :東武伊勢崎線、佐野線、小泉線
住所 :群馬県館林市本町2-1-1
開業日:1902年8月27日
訪問日:2021年9月24日
    ※画像はすべて訪問時に撮影したものです