長良川鉄道 郡上八幡駅を訪ねる~木造駅舎が佇む小京都の最寄り駅~

長良川鉄道の郡上八幡駅は小京都として有名な郡上八幡の町並みの最寄り駅。駅舎やホームは開業当初の雰囲気を留め、登録有形文化財にも登録されています。

長良川鉄道 郡上八幡駅


郡上八幡駅は長良川鉄道越美南線の駅です。

郡上八幡は郡上八幡城(積翠城)の城下町として栄え、江戸時代の風情を残す小京都の町として知られています。観光地の玄関口として、長良川鉄道沿線でも利用者の多い駅のひとつ。

1929年の開業当初は国鉄の越美南線の駅として開業し、1986年に第三セクター鉄道の長良川鉄道に転換されました。

リニューアルを加えながらも当初の駅構造を現在も周到しており、駅舎・ホーム・跨線橋などが国の登録有形文化財に登録されています。

駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計2面3線構造。

単式ホーム側の1番線は美濃太田方面、島式ホーム内側の2番線に北濃方面の列車が停車します。島式ホーム外側の3番線は普段使用されておらず、時折車両が停泊しています。

単式ホーム側に駅舎が直結しており、各ホームは北濃寄りにある跨線橋で繋がっています。駅舎には窓口のほかに観光案内所も併設。郡上八幡市街地はやや離れているので、駅前からコミュティバスが運行しています。


郡上八幡駅舎 (2017)
郡上八幡駅舎入口 (2017)
駅舎内に吊るされた郡上おどり提灯 (2017)
1番線ホーム (2017)
1番線側から見た2番線 (2017)
2番線側にも待合室がある (2017)
ホーム北端に跨線橋 (2017)
美濃太田方面を見る (2017)
案内板の独特のフォント (2017)
文化財登録された跨線橋 (2017)
年季を感じる跨線橋 (2017)
郡上八幡駅構内全景 (2017)
郡上八幡駅を出発する北濃行き列車 (2017)
普通列車の連結部分 (2017)
3番線に停泊中の観光列車ながら (2017)

郡上八幡駅の観光名所

郡上八幡駅は城下町として栄えた郡上八幡市街地の最寄り駅です。

職人町や鍛治町と呼ばれる町割りと建築群は、江戸時代の古い街並みを今に伝え、国の重要伝統的建造物群にも指定。また水の町としても有名で、宗祇水をはじめとした湧水や、やなか水のこみちといった水路が点在。古い街並みと綺麗な水の流れを楽しむことのできる観光地です。少し町から離れますが、郡上八幡城には復元天守閣もあって町全体を見下ろすことができる人気スポットです。

郡上八幡駅から市街地へは徒歩で15分弱。

駅前からはワンコインで乗車できる郡上八幡コミュニティバス「まめバス」が毎時1本走っています。時間が合えばバスで向かうのも便利です。運行時間は季節や曜日によって異なるため、公式サイトでご確認ください。

郡上八幡駅の情報

路線 :長良川鉄道 越美南線
住所 :岐阜県郡上市八幡町城南町
開業日:1929年12月8日
訪問日:2017年10月8日