路線バスで金沢を巡る!観光に便利なバス紹介【乗り方&選び方解説】

百万石の城下町、金沢は歴史ある街並みや史跡が点在する観光都市。
兼六園やひがし茶屋街をはじめとする観光名所を巡るには路線バスが便利です。

金沢市の中心部には鉄道が走っておらず、街では京都と同じように路線バスが発達しています。
旅の玄関口、金沢駅からは多くの路線バスが発着しているため初めて訪れる方は迷ってしまいがちです。

この記事では金沢観光に便利な路線バスと、それぞれの運賃や乗車方法をご紹介します!

金沢市街地の路線バス

金沢観光の移動手段は主に路線バスです。

金沢市は路線バスがとても発達しており、都市部のバス停では数分間隔でバスが発着しています。

観光をする場合でも、JR金沢駅から市街地や兼六園をはじめとする有名観光地までは距離があるため、バスを利用したほうが楽に移動することができます。

金沢市街地を走る路線バスは

  1. 北陸鉄道バス(北鉄バス)
  2. 西日本JRバス

の2事業者が運行しています。
そのなかで、観光向けの便利な路線バスも運行しています。

これらのバスが観光地や市街地をぐるりと巡回しています。
通常の路線バスとは異なり、運賃体系や路線図も観光客用にわかりやすく設定されています。
土地勘のない人やバスの乗車に不慣れな人でも利用しやすいことが特徴です。

基本的には毎日運行している金沢周遊バスや兼六園シャトルが便利。
休日はJRのまちバスが運賃100円で運行していることから、兼六園シャトルも休日限定で半額の100円で乗車できます。

金沢周遊バスと兼六園シャトルを利用する場合は「北鉄バス1日フリー乗車券」を購入することで、1日乗り降り自由になります。まちバスや金沢ふらっとバスには1日券はありません。

次に、それぞれのバスの特徴を紹介します。

城下まち金沢周遊バス

運行日:毎日/運行頻度:毎時4本(15分間隔)/乗車運賃:1回200円/1日乗車券:あり

北陸鉄道が運行する観光向けの周遊バスです。

金沢駅東口を起点に近江町市場、兼六園、ひがし茶屋街などの観光名所を巡ります。
金沢市街にある主要観光地はほぼ網羅しているため、初めての人でも安心。

3回以上乗車する場合は北鉄バス1日フリー乗車券(おとな500円)がお得です。

右回りルートと左回りルートの2系統を運行しています。
右回りはひがし茶屋街(橋場町)方面を先に、左回りは近江町市場・香林坊方面を先に回ります。巡る順番が反転するだけで、通るルートは同じです。1周の所要時間は41~43分です。

運賃は1回の乗車につき200円の後払い方式。
バスは中ほどの扉から乗車し,運転席のある前側の扉から下車します。運賃を運賃箱に入れるか,1日乗車券の場合は乗務員に提示して下車します。

兼六園シャトル

運行日:毎日/運行頻度:毎時3本(20分間隔)/乗車運賃:平日200円,土日祝100円/1日乗車券:あり

北陸鉄道が運行する兼六園アクセスバスです。

金沢駅東口を起点に、観光名所の密集する香林坊や兼六園方面を結んでいます。金沢21世紀美術館・兼六園・金沢城などに向かう場合は、金沢周遊バスよりも早く目的地まで行くことができます。

金沢駅東口~兼六園下・金沢城~金沢駅東口間で運転しており、1周約40分です。
途中に近江町市場や尾山神社、香林坊にも停車します。

運賃は平日と休日で異なります。
平日は200円ですが、休日(土日祝日)100円で乗車することができます。
休日に乗る場合は周遊バスよりもお得で、西日本JRバスが運行するまちバスの運賃も同額の100円です。

金沢ライトアップバス

運行日時:毎週土曜日ほか特別運行日/運行時間:19時以降/運行頻度:毎時4本(15分間隔)/乗車運賃:300円(こども150円)/1日乗車券:あり

北陸鉄道が運行する夜間周遊バス。

毎週土曜日と,大型連休中の期間限定で運行しています。
夜間帯を走る唯一の周遊バスで、途中下車をして夜の街並み散策をすることができます。

金沢駅東口を起点に橋場町(ひがし茶屋街)~兼六園下・金沢城~広小路~香林坊を周遊しています。
金沢周遊バス右回りルート似ていますが、一部のライトアップスポットは車内から眺めることができるようなルートが組まれています。

運賃はおとな300円の後払い方式。
日中の周遊バスとは比べると割高なので、2回以上乗車する場合はライトアップバス専用フリー券(500円)を購入するとお得です。北鉄バス1日フリー乗車券では乗車できません。

まちバス

運行日:土日祝日/運行頻度:毎時3本(20分間隔)/乗車運賃:100円(こども50円)/1日乗車券:なし

JR西日本バスが運行する休日限定の周遊バスです。

金沢駅東口を起点に,香林坊,兼六園方面を結んでいます。
ルートは兼六園シャトルと似ていますが、観光地だけではなく片町や竪町といった商業エリアを含んでいるのが特徴。ショッピングライナーとも呼ばれています。

ルートは金沢駅東口~香林坊~片町・タテマチ~金沢21世紀美術館・兼六園~香林坊~金沢駅東口です。
途中、近江町市場や尾山神社にも停車します。

運賃おとな100円の後払い方式。
支払いには現金のほかSuicaやPASMOといった全国の交通系ICカードが利用可能です。バスは中扉から乗車し,前扉から下車します。下車時に運賃箱に運賃を入れるか,ICカードをタッチします。乗車時のタッチは必要ありません。

金沢ふらっとバス

運行日:毎日/運行本数:毎時4本(15分間隔)/乗車運賃:100円(こども50円)/1日乗車券:なし

金沢市が運行する周遊バスです。

停留所の間隔が平均200mと短い地元密着型のバスで、此花・菊川・材木・長町という4つのルートがあります。
路線バスの通ることのできない道幅の狭い地域を巡回するため、あまり観光向きではありませんが、表通りでは見ることのできない金沢を楽しむことができます。

金沢駅東口に乗り入れるのは此花ルートだけですが、他のルートも武蔵ヶ辻や香林坊、片町といった繁華街を軸に運転をしています。

運賃はおとな100円の先払い方式。
バスは前扉から乗車し,中扉から降車します。運賃は乗車時に運賃箱に入れます。
長町ルートのみ全国の交通系ICカードに対応しており、ほかのルートでは北陸鉄道が販売するICa(アイカ)のみ使用できます。

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