JR南武線(浜川崎支線)浜川崎駅を訪ねる~臨港工業地帯の終着駅~

浜川崎駅は川崎市川崎区にあるJR南武線浜川崎支線の終着駅。貨物駅が隣接するため、貨物列車が頻繁に通り過ぎる工業地帯ならではの無人駅です。

JR南武支線 浜川崎駅

浜川崎駅に到着する普通列車 (2017)

浜川崎駅は南武線浜川崎支線の終着駅です

鶴見駅と扇町駅間を結ぶJR鶴見線との接続駅にもなっています。

京浜工業地帯に位置しているため、JR貨物の貨物専用駅も隣接。構内は貨物仕分線や引上線のあり複雑な構造をしている一方で、住宅地などの生活圏とは少し離れているため独特の静けさがある駅です。

駅周辺は貨物線や首都高速が走る (2017)

浜川崎駅は京浜工業地帯の貨物輸送が主体。旅客列車よりも貨物列車が頻繁に走っている印象です。

南武支線は本数も少なく、データイムは1時間あたり1,2本程度。朝夕の通勤時間帯は増発するため、1時間あたり最大で5本運行しています。列車はすべて2両編成のワンマン運転。

同じJR東日本の路線ですが、南武支線と鶴見線の駅は別々にあります。それぞれの駅入口は、道路を隔てて向かい合うように建っています。

列車の停まらない1番ホーム (2017)

南武支線の駅は1面2線の島式ホームと改札が1ヶ所。

終着駅のため、ホーム終端部と改札口が繋がっている頭端式構造。鶴見線とはもともと別会社の路線だったため、改札内では繋がっていません。駅前の一般道路を隔てて別々に改札があります。

南武支線のホーム (2015)

南武支線が発着するのは1番線と2番線。

1番線側には線路は敷かれているものの、ホームに柵が設置されています。以前は列車が発着していたようですが、現在は使われていません。すべての列車は2番線側から発車しています。

車両が停車する部分に屋根がない (2017)

ホームは4両編成が停車できる長さがありますが、実際に運転しているのは2両編成。車両はホームの尻手寄りに停車、車両の停車しない部分には柵が設置されていて、通路のようになっています。また、車両が停車する部分にだけ屋根が無いのが不思議な感じです。

浜川崎駅の歴史

ちょっとしつこめな駅名標 (2015)

浜川崎駅は1918年に国鉄貨物駅として開業しました。

京浜工業地帯の発達とともに、貨物輸送を目的とした私鉄路線も開業します。まず、鶴見線の前身である鶴見臨港鉄道。次に南武線の前身となる南武鉄道が自社路線を敷設しました。当初はどちらも貨物専用駅として浜川崎駅を設置。

南武鉄道は1930年に旅客駅も開業。鶴見臨港鉄道は、遅れて1943年に国有化と同時に開業しました。翌年の1944年には南武鉄道も国有化されて、民営化後はJR東日本の路線となっています。

南武支線の駅には1993年までは駅員がいましたが、現在は無人駅。2022年には自動券売機も撤去され、改札口にはSuica簡易改札機と乗車証明発券機があるのみ。

利用者は決して少なくありませんが、時代に忘れ去られたかのような独特な雰囲気が漂います。

駅構内は国鉄時代からあまり手が加えられていない様子。駅舎やホームは昭和期の雰囲気を色濃く残し、手書きの案内板などが味わい深いです。人気の少なさといい、長いこと改修されていな駅施設が最果て感を演出しています。

浜川崎駅の周辺と観光

夕暮れの駅では猫が憩う (2015)

浜川崎駅は京浜工業地帯に隣接しています。

駅の南側はJFEスチール東日本製鉄所の広大な敷地が広がり、東側には貨物列車の浜川崎駅があります。駅周囲に商業施設はほとんどありませんが、浜川崎商店と呼ばれる飲み屋だけが1軒だけ営業しており、その手のマニアには有名です。

工業地帯にあるため、朝夕の通勤時間帯以外は人気がなく秘境駅のような雰囲気。しかし、北に向かって5分ほど歩けば市街地が広がっています。首都高速道路と産業道路が市街地と工業地帯の境界線の役割をしているようです。また、産業道路沿いにある浜川崎駅前バス停からは川崎駅行きの路線バス(臨港バス)が頻繁に発着しています。

手頃に秘境感を味わう駅としては最適です。

浜川崎駅の画像

 

浜川崎駅の情報

路線 :JR南武線(浜川崎支線)、鶴見線、JR貨物

住所 :神奈川県川崎市川崎区鋼管通り5丁目
開業日:1918年5月1日(旅客営業は1930年4月10日)
訪問日:2017年7月22日


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