
都営地下鉄ワンデーパスは、都営交通が期間限定で発売している1日乗車券。
都営地下鉄の全線が1日乗り放題です。
金額はおとな500円、こども250円。
ワンコインで購入できるので、1日乗車券としてはかなりお手頃価格です。
利用できる路線は以下の4路線。
- 浅草線(西馬込~押上)
- 三田線(目黒~西高島平)
- 新宿線(新宿~本八幡)
- 大江戸線(都庁前~清澄白河~光が丘)
都営地下鉄だけではなく都営バスや都電荒川線(東京さくらトラム)にも乗車したい場合は、「都営まるごときっぷ」がおススメ。
詳しくは別の記事で紹介しています。

発売場所
乗車券は都営地下鉄各駅の自動券売機で購入できます。
自動券売機画面にある「お得な乗車券」を選択すると、期間中であれば「ワンデーパス」が表示されます。
なお、都営地下鉄の一部の駅では発売していませんのでご注意ください。新宿駅で購入したい場合は、新宿線ではなく大江戸線新宿駅もしくは新宿西口駅で購入することができます。
浅草線…押上駅
三田線…目黒、白金台、白金高輪駅
新宿線…新宿駅
発売期間
※2021年は発売期間の発表なし
ワンデーパスはいつでも販売しているわけではありません。
発売期間は春、夏、秋、冬の年4回に限定。
基本的には学校や企業の長期休みに合わせた期間内の土日祝および指定された日に発売されています。
そのため、長期休みのない2月や6月には販売していません。お盆休み期間や年末年始など特定の日は曜日に関係なく販売されますが、1月1日元旦の日は販売しないのが通例のようです。
ちなみに、2021年はコロナウィルス感染防止の観点からか発売予定はありません。
磁気乗車券とIC乗車券

乗車券は通常のきっぷと同じ磁気乗車券とIC乗車券の2種類から選ぶことができます。
IC乗車券では、自分の持っている交通系ICカードをワンデーパスとして使うことができます。
ただし、IC乗車券は無記名もしくは記名PASMOのみ利用可能。PASMO定期券やSuicaは利用できませんのでご注意ください。
お持ちでない方は、通常の磁気券を購入しましょう。


注意しなければならないのは、東京の地下鉄は都営地下鉄と東京メトロの異なる2社の路線があることです。都営地下鉄でのアクセスが便利なエリアがある一方で、東京メトロを利用しないと行くことができないエリアも存在します。
都営地下鉄だけで目的地に向かうには、どこで乗り換えるのか予め路線図などで調べておくことをオススメします。
都営地下鉄の乗換え駅

浅草線と三田線
…三田駅
浅草線と大江戸線
…大門駅、蔵前駅
浅草線と新宿線
…東日本橋駅(馬喰横山駅)
三田線と新宿線
…神保町駅
三田線と大江戸線
…春日駅
新宿線と大江戸線
…新宿駅、森下駅
都営地下鉄は現在4つの路線があります。
都営地下鉄同士は上記の駅で乗り換えが可能です。都心を一周している大江戸線では浅草線と新宿線との乗り換え駅は2ヶ所あります。
蔵前駅は浅草線と大江戸線の乗り換え駅ですが、一度地上に出ての乗り換えとなっており少し不便です。一方、駅名は異なりますが、浅草線の新橋駅と大江戸線の汐留駅は地下道でつながっているので乗換え可能です。
JR山手線との乗換え駅

浅草線
…五反田駅、大門駅(浜松町)、新橋駅
三田線
…目黒駅、巣鴨駅
新宿線
…新宿駅、岩本町駅(秋葉原)
大江戸線
…新宿西口駅、上野御徒町駅(御徒町)、汐留駅(新橋)、大門駅(浜松町)、代々木駅、新宿駅
都内有数のターミナル駅、新宿には新宿線と大江戸線の2路線が乗り入れています。都営地下鉄の新宿駅は南口にあるため、JR線や小田急線、京王線との乗り換えに便利。バスタ新宿も近いです。
丸の内線の新宿駅や、西武新宿駅との乗り換えには、大江戸線の新宿西口駅が便利です。

【金額】
おとな500円、こども250円
【有効区間】
都営地下鉄全線
(浅草線,三田線,新宿線,大江戸線)
【販売場所】
都営地下鉄各駅の自動券売機
(一部駅を除く)
【発売期間】
春,夏,秋,冬の4期間の土日祝日
