路線バスと地下鉄でお得に横浜観光!みなとぶらりチケットの使い方

みなとぶらりチケットとは

みなとぶらりチケットは横浜市交通局が発売するおトクなきっぷ。
このチケットでは指定エリア内の横浜市営地下鉄と市営バスが1日乗り降り放題になります。

みなとぶらりチケットの内容

1. 横浜市営地下鉄と市営バスが乗り放題
2. 観光周遊バスも乗り放題
3. 優待割引施設が80ヶ所以上

指定エリアは横浜の中で最も観光名所が集中しているベイエリア。
横浜駅をはじめ、みなとみらいや山下公園、中華街などの有名観光地はすべてこのチケットで巡ることができます。横浜市街地への日帰り観光に最適です。

さらに、エリア内にある観光地や飲食店など提携施設優待サービスがあります。
施設でチケットを提示すると入館料などが割引になる特典が受けられます。

みなとぶらりチケットは市営交通を乗れば乗るほど、観光施設を巡れば巡るほどお得感が増すリーズナブルなきっぷです。

市営地下鉄と市営バスが乗り放題

横浜市営地下鉄ブルーライン

みなとぶらりチケットは、地下鉄と路線バスが利用できます。

市営地下鉄はブルーラインの横浜駅〜伊勢佐木長者町駅間に乗車可能。
横浜~関内駅間でJR根岸線と並走しており利便性が高いほか、新横浜駅へ直結しているため東海道新幹線で来た方にも便利です。

市営バスは色んな路線がありますが観光巡回バスも運行ています。
クラシックな赤い外観が印象的な「あかいくつ」は横浜巡りには非常に便利。
桜木町駅前を起点に中華街・元町ルートとみなとみらいルートの2系統が毎日運行しています。

また「ぶらり観光SAN路線」と呼ばれる観光客向けのバスもあります。
こちらは駅からアクセスしにくい赤レンガ倉庫、野毛山動物園、三渓園方面の3つの系統が運行。三渓園についてはエリア範囲外ですが、例外として乗車可能です。

運転本数も多く速達性の高い地下鉄と、横浜の街をくまなく巡る路線バスをうまく活用することで移動の選択肢はかなり広がります。

80ヶ所以上の施設で割引特典

きっぷを提示すると受けられる特典サービスがあります。
特典施設の多さがみなとぶらりチケットの最大の特徴です。

当日きっぷを提示するだけで提携施設で割引などの特典を受けることができます。
各地で販売されているフリーパスには似たようなサービスが付いていることが多いのですが、このきっぷの特徴は施設の多さにあります。エリア内で特典を受けることができる施設は80ヶ所以上

観光名所から飲食店、さらには駅ナカコンビニまでさまざまなジャンルの施設で特典を受けることができます。

例えば、ランドマークタワー展望室スカイガーデンは300円引き、ヨコハマおもしろ水族館は200円引きで購入できます。そのほかにも博物館や中華街の料理店などでも割引きがあります。

みなとぶらりチケットワイド

みなとぶらりチケットにはワイド版があります。
通常のチケットのフリーエリアに加えて市営地下鉄ブルーラインの新横浜駅での乗り降りが可能。

東海道新幹線を使って新横浜駅に到着する方向けです。

金額はおとな550円(280円)。
通常のチケットとの差額はわずか50円です。

新横浜駅~横浜駅間は地下鉄で11分(快速で8分)ほど。
ICカードで運賃を支払う場合は片道237円必要ですので、横浜駅まで片道区間乗車するだけでもかなりオトクなきっぷです。

逆に、市街地での観光に加えて新横浜ラーメン博物館に行きたい方にもおススメできます。

みなとぶらりチケットの使い方

横浜駅東口バスターミナル

3回以上乗ればおトク

みなとぶらりチケットはどれくらいきっぷを利用すればお得になるのでしょうか。

地下鉄もしくはバスを合計3回以上乗り降りすることで元を取ることができます。

市営地下鉄の初乗り運賃は210円(ICは206円)、市営バスは220円(ICは216円)です。
そのため、3回目以降は乗れば乗るほどお得になります。

Exみなとぶらりチケット

新横浜駅では「Exみなとぶらりチケット」も販売しています。
こちらは,JR東海のエクスプレス予約およびスマートExを利用した方限定で購入可能。

内容は「みなとぶらりチケットワイド」と同じ内容で、市営地下鉄の新横浜駅から利用できるようになっています。新幹線の改札入場時に発見されるご利用票を市営地下鉄の新横浜駅で提示することで、通常のみなとぶらりチケットと同じ金額の500円で購入できます。

東海道新幹線と山陽新幹線を利用して横浜に訪れる方にはオススメのきっぷです。
別の記事で詳しく解説しています。

私鉄往復セット券

横浜駅に乗り入れる京浜急行線と相鉄線では、往復乗車券とみなとぶらりチケットがセットになった企画乗車券を発売しています。沿線にお住まいの方にはおススメです。

横浜市交通局その他きっぷ

横浜市交通局では、他にも観光に便利でお得な1日乗車券を販売しています。
旅の目的や用途に合わせて利用してみましょう。

市営地下鉄1日乗車券

横浜市営地下鉄全線が1日乗り放題になるきっぷ。

地下鉄は2路線あり、横浜駅を中心に郊外を結ぶブルーラインと日吉と中山を結ぶグリーンラインのどちらも利用可能。市営地下鉄は主に横浜市の郊外を走っているため、沿線に観光地は多くありません。観光に利用価値の高いブルーライン一部区間はみなとぶらりチケットで乗車することができます。

市営バス1日乗車券

横浜市営バスが1日乗り放題になるきっぷ。

横浜駅を中心とした市街地エリアだけではなく、本牧や港南台、中山などの郊外エリアにも路線網があるため広域を移動する方におススメです。ただし、郊外エリアは地域によってはほかの私鉄バスの方が路線が充実していることもあります。

みなとぶらりチケット基本情報

利用可能エリア

市営地下鉄ブルーライン
…横浜~伊勢佐木長者町駅間
・市営バス

…横浜駅~元町,港の見える丘公園,三渓園エリア

ブルーラインの利用対象駅は横浜駅、高島町駅、桜木町駅、関内駅、伊勢佐木長者町駅の5駅間です。横浜、桜木町、関内の3駅ではJR京浜東北・根岸線と乗換えが可能です。

市営バスは指定エリア内のすべての路線に乗車可能です。路線バスの起点は横浜駅前(横浜駅東口)バス停もしくは桜木町駅前バス停です。横浜駅西口にもバスターミナルがありますが、ベイエリア方面には行きませんのでご注意ください。

金額&発売場所

【通常版】おとな500円(250円)
【ワイド】おとな550円(280円)

1.エリア内の市営地下鉄駅
…横浜,高島町,桜木町,関内,伊勢佐木長者町
2.市営交通定期券販売窓口
3.利用エリア内を運行する一部のバス車内
4.桜木町駅観光案内所

5.全国の旅行代理店
…JTB,日本旅行,近畿日本ツーリスト,名鉄観光
5.エリア内の取扱いホテル・施設

みなとぶらりチケットを取り扱っている場所は市内でもかなり多いです。

横浜駅であれば西口にある地下鉄駅、もしくは東口そごう地下1階にあるバス定期券販売所で購入するのが便利。ワイド版に限っては地下鉄の新横浜駅の窓口や駅事務室でも購入可能です。

空港からリムジンバスで到着した場合は、YCAT第一ロビーのバス券カウンターでも購入できます。

優待割引施設

横浜ベイブリッジ

新横浜ラーメン博物館、原鉄道模型博物館、帆船日本丸、横浜コスモワールド、横浜美術館、横浜みなとみらい万葉倶楽部、三菱みなとみらい技術館、横浜ランドマークタワースカイガーデン、イオンシネマみなとみらい、野毛山動物園、神奈川県立歴史博物館、ニュースパーク、横浜開港資料館、日本郵船氷川丸、日本郵船歴史博物館、ポートサービス、横浜人形の家、横浜大世界トリックアートミュージアム、ヨコハマおもしろ水族館、大佛次郎記念館、神奈川県立神奈川近代文学館、三溪園ほか

チケットを提示して優待を受けることができる施設は80ヶ所以上あります。
入場料の必要な観光施設をはじめ、飲食店やショップなどでも割引を受けることができます。割引率や金額などサービス内容は施設それぞれで異なります。

なかには横浜駅にある「はまりんコンビニ(ファミリーマート)」で500mⅼペットボトル飲料10円引きサービスがあったりと店舗ジャンルも豊富です。

協賛店舗は予告なく変更になる可能性もあるので、詳しくは公式HPを要確認です。