【まとめ】横浜観光に便利な1日乗車券&フリーパス

神奈川県の県庁所在地として知られる横浜市。

1859年の横浜開港以降,国際的な港町として発展してきた横浜には、神奈川県内では鎌倉や箱根に勝るとも劣らぬ観光都市として知られています。特に異人館の残る山手エリアや、色彩豊かな中華街、高層ビルが立ち並ぶみなとみらい21エリアが有名です。

エリア内にはJR根岸線やみなとみらい線をはじめとする鉄道が主要エリアを結び、観光地を巡る周遊バスも走っているため。

効率よくおトクに観光するためには、各社発売されている観光向けの1日乗車券やフリーパスが便利です。この記事では横浜観光におススメの便利でお得なきっぷをご紹介しています。

ヨコハマ・みなとみらいパス

ヨコハマ・みなとみらいパス利用エリア

JR東日本が販売している1日乗車券です。

JR根岸線の指定区間(横浜駅~新杉田駅間)に加えて、みなとみらい線全線が乗り降り自由横浜駅から観光エリアのみなとみらいや中華街方面を結んでいる会社の異なる2路線を両方利用できるため、横浜中心部を観光するならもっとも便利でお得なきっぷです。

金額はおとな520円、こども260円です。

JR線は4回以上、みなとみらい線なら3回以上乗車すれば元を取ることができます。みなとみらい線は運賃か高いので、このきっぷでは乗り得な路線になります。

根岸線は横浜中心部だけではなく、郊外の新杉田駅まで乗車することができます。日本庭園が有名な三渓園や八景島シーパラダイスまで足を延ばす場合にも、最寄り駅までこのきっぷが利用できます。

JR根岸線内フリーエリアの各駅にある指定席券売機やみどりの窓口で購入します。みなとみらい線の駅やエリア外のJR駅では購入できませんのでご注意ください。

有効期間:1日
自由区間:JR京浜東北・根岸線横浜~新杉田駅間
     みなとみらい線(全線)
発売金額:おとな520円、こども260円
発売場所:フリーエリア内のJR線各駅

みなとみらい線1日乗車券

横浜高速鉄道が販売している1日乗車券です。

みなとみらい線全線(横浜〜元町・中華街駅間)が乗り降り自由。
みなとみらい線は比較的新しく、全線でも駅数は6駅。総延長は4.1kmと短いですが、横浜中心部の観光エリアを縦断しているため、非常に便利な路線です。

購入特典として、日本郵船氷川丸をはじめとした観光施設での割引優待付き。施設できっぷを見せるだけで割引価格で購入できます。施設の詳細は公式HPに掲載されています。

金額はおとな460円、こども230円。

当日3回以上乗り降りすれば元を取ることができます。横浜駅を起点に中華街とみなとみらいエリアを観光するだけでもお得です。

発売場所はみなとみらい線全駅自動券売機です。
JTBなどの旅行代理店でも購入できますが、当日引換えが必要なため自動券売機での購入をおススメします。

横浜中心部を効率よく巡りたい場合は、桜木町や関内を走るJR根岸線も乗車することのできる「ヨコハマ・みなとみらいパス」もおススメ。みなとみらい線の1日乗車券との差額は60円ほど。こちらはJR線のみで販売しています。

有効期間:1日
自由区間:みなとみらい線(全線)
購入特典:観光施設等での優待割引
発売金額:おとな460円,こども230円
発売場所:みなとみらい線各駅自動券売機
     横浜高速鉄道本社(元町・中華街駅)

みなとぶらりチケット

横浜市営地下鉄ブルーライン

横浜市交通局が発売している観光フリーパスです。
市内中心部指定エリアの市営地下鉄と市営バス(路線バス)が乗り放題。

地下鉄はブルーラインの指定区間(横浜~伊勢佐木長者町駅間)が乗り降り自由。路線バスは横浜駅前を起点として港の見える丘公園,元町,三渓園バス停までの区間を利用できます。観光スポット周遊バス「あかいくつ」ぶらり観光SAN路線も利用可能です。

特典サービスとして沿線で優待割引を受けることができます。
観光施設から飲食店まで80施設以上が提携しており非常に便利。提携施設の数は横浜エリアのフリーパスの中でも1番です。例えば横浜ランドマークタワーの展望フロア「スカイガーデン」は300円引きの700円で利用可能。有料観光施設もたくさん見学する方には非常に嬉しい特典です。

金額はおとな500円、こども250円。

地下鉄もバスも3回以上乗車すれば元を取ることができます。横浜中心部の観光目的の方は、地下鉄とバスの1日乗車券をそれぞれ購入するよりもおトクです。

有効期間:1日
自由区間:市営地下鉄(横浜~伊勢佐木長者町駅間)
     市営バス(横浜駅前~元町,港の見える丘公園,三渓園)
購入特典:観光施設等での優待割引
発売金額:おとな500円、こども250円
発売場所:市営地下鉄指定エリア内各駅自動券売機
     定期券販売窓口
     利用エリア内を運行するバス車内(一部)
     桜木町駅観光案内所
     エリア内の取扱いホテル・施設

横浜市営地下鉄1日乗車券

横浜市営地下鉄1日乗車券利用エリア

横浜市営地下鉄の1日乗車券です。

横浜市交通局が運営するブルーラインとグリーンラインの2路線どちらも乗り降り自由路線距離の長いブルーラインは市役所のある関内駅を中心に横浜市郊外を結び、 グリーンラインは鉄道空白地帯であった横浜市北部を縦断する路線です。

金額はおとな740円、こども370円。

当日4回以上乗り降りすれば元が取れる計算になります。東海道新幹線を利用して横浜を訪れる方は、新横浜駅からこのきっぷが利用できるため便利です。

きっぷは事前購入可能な紙面タイプと、購入当日に利用する裏面磁気タイプの2種類あります。
裏面磁気タイプは、利用当日に自動改札機で購入します。磁気券のため,自動改札機を利用することができます。以前はテレホンカードのようなプラスチック券が販売されていましたが、2018年に販売を終了しています。

市営地下鉄は横浜中心部と郊外を結ぶ”市民の足”としての性格が強く、沿線に観光名所は多くありません。観光名所の多い市内中心部を巡るのであれば、市営地下鉄と市営バスの指定エリアの1日券がセットになった「みなとぶらりチケット」がおススメです。

有効期間:1日
自由区間:横浜市営地下鉄(全線)

     ブルーライン(あざみ野~関内~湘南台駅)
     グリーンライン(日吉~中山駅)
発売金額:おとな740円、こども370円
発売場所:紙券 :駅事務室、交通局案内所

     磁気券:各駅自動券売機

市営バス1日乗車券

横浜市営バスの1日乗車券です。

横浜駅を中心に市内各所に路線網を巡らせている市営バスすべての路線が1日乗り降り自由特に中区や西区といった市街地エリアは運転本数も多いため利用しやすいです。

バスは鉄道とは違って停留所の数も豊富なため、駅から少し距離のある観光施設などに向かう際に重宝します。また、横浜駅始発のバスであれば座って楽に目的地まで移動することができるのでおススメです。

料金はおとな600円、こども300円。

横浜市営バスは均一運賃なので、最低3回以上乗り降りすれば元を取ることができます。

1日乗車券はICタイプと紙面タイプの2種類が販売されています。
ICタイプは個人の交通系ICカードがそのまま1日乗車券として利用できるもので、バス乗車時に乗務員に申し出てICカード残額から決済を行います。現金は利用できません。
IC乗車券として利用できるカードはSuicaとPASMOの2種類に限られていますので、遠方の旅行者にはおススメできません。

横浜駅からみなとみらいや中華街などの主要観光エリアだけ観光する場合には、観光特典の付いた「みなとぶらりチケット」がおススメです。

有効期間:1日
自由区間:1.横浜市営バス(全線)
     2.「あかいくつ」「ぶらり観光SAN路線」
     3.横浜交通開発バス(100系統以外)
発売金額:おとな600円、こども300円
発売場所:IC券 :バス車内
     紙面券:交通局サービスセンター
         交通局定期券販売所
         市営地下鉄各駅(一部を除く)
         バス車内および営業所

市営地下鉄・市営バス共通1日乗車券

横浜市営地下鉄と市営バス共通の1日乗車券です。

市営地下鉄2路線と路線バス全線が乗り降り自由。市内中心部だけではなく、鉄道の少ない郊外エリアまで足を延ばす際にはかなりおトクなきっぷです。特に港北ニュータウンや三渓園のある本牧エリアは市営交通が便利です。

金額はおとな830円、こども420円。

当日4回以上乗り降りすると元を取ることができます。また,地下鉄とバスの1日乗車券をそれぞれ個別に購入するよりも、共通券の方が510円おトクです。

乗車券は裏面磁気タイプ紙面タイプ2種類発売されています。
裏面磁気タイプは自動改札機に投入する一般的なきっぷで、地下鉄各駅の自動券売機で利用当日分のみ購入できます。当日の利用方法は、地下鉄の場合は自動改札機を利用し,バスでは乗車時に乗務員に提示します。

有効期間:1日
自由区間:1.横浜市営地下鉄(全線)
     2.横浜市営バス(全線)
     3.「あかいくつ」「ぶらり観光SAN路線」
     4.横浜交通開発バス(100系統以外)
発売金額:おとな830円、こども420円
発売場所:裏面磁気:地下鉄各駅自動券売機
     紙面券 :交通局サービスセンター
          交通局定期券販売所
          市営地下鉄各駅(一部を除く)
          バス車内および営業所