近鉄志摩線 鵜方駅を訪ねる~志摩観光の拠点駅~

鵜方駅南口の画像

鵜方駅は三重県志摩市の中心街に位置する駅。志摩スペイン村をはじめとする志摩観光の拠点として、特急列車をはじめすべての列車が停車します。

近畿日本鉄道 志摩線 鵜方駅


鵜方駅は近鉄志摩線の駅です。

三重県志摩市に位置する中核駅で、特急を含むすべての列車が停車します。駅周辺は市の中心市街地が形成され、志摩市役所も徒歩圏内です。また、駅前南口からは市内各所を結ぶ路線バスやリゾート施設の送迎バスが多く発着。志摩スペイン村は当駅から直通バスで12分の距離です。

賢島駅は地上3階建ての立派な橋上駅舎があります。

モダンな造りの駅舎で、海に面する志摩半島を意識したような淡い水色の外観と波打つ庇が印象的。駅は北口と南口の2カ所ありますが、バスロータリーのある南口がメインエントランスとなっています。

ホームは地上島式1面2線。

特急列車の停車駅ですが、終点の賢島駅が近いため追い越しや退避設備はなく、シンプルなホームです。改札のある3階フロアは広々とした造りで、自動改札機や駅窓口、コンビニも設置されています。かつては改札の正面に窓口がありましたが、現在は改札横に移動しています。

発着する列車は各方面毎時3,4本程度が基本。
特急は名古屋・大阪発着のものが1本ずつ、普通列車は1,2本の割合です。志摩線はローカル感漂いますが特急街道でもあるので、運転本数は多め。時間帯によっては京都発着の特急や観光特急しまかぜも加わります。停車駅の少ない特急も停車するのは近鉄系列が運営するパルケエスパーニャ(志摩スペイン村)がある影響も大きいかと思います。

駅とその周辺は休日にもかかわらず閑散とした印象で、伊勢や鳥羽と比較するとくたびれた印象は拭えません。志摩半島はリゾート施設や魅力的な観光地も点在するのですが、公共交通で行くことのできない場所も多いです。鉄道よりも自動車が便利な場所であることも影響しているかもしれません。


鵜方駅駅舎 (2021)
南口駅前のロータリー(2021)
駅舎1階には観光案内所もある (2021)
南口の駅舎入口 (2021)
3階が改札フロアで窓口もある (2021)
改札外にはコンビニも併設されている (2021)
広々としたコンコース (2021)
特急も停車するため発着頻度は高い (2021)
ホームは島式1面2線 (2021)
ホームは8両編成まで停車可能 (2021)
駅周辺は住宅街といった印象 (2021)
鵜方駅の駅名標 (2021)
駅周辺案内 (2021)
ホーム設置の行先表示板 (2021)
2番ホームに入線する大阪難波行き特急 (2021)

鵜方駅の情報

路線 :近鉄志摩線
住所 :三重県志摩市阿児町鵜方1670-2
開業日:1929年7月23日
訪問日:2021年4月23日
    ※画像はすべて訪問時に撮影したものです