東海交通事業 城北線 勝川駅を訪ねる~未完成の終着駅~

東海交通事業の勝川駅は城北線の起点となっている駅です。JR中央本線の勝川駅とは別の場所に単独の高架駅があり、仮設のまま30年が経ちました。

東海交通事業 城北線 勝川駅


東海交通事業の勝川駅は城北線の起点駅です。

東海交通事業はJR東海グループの企業ですが、JR中央本線の勝川駅には乗り入れていません。JR勝川駅から約500mほど離れた街はずれに、簡素な高架駅が設置されています。

勝川駅は高架駅で単式1面1線の簡素な構造。

将来的にはJR勝川駅に乗り入れる計画も存在するため、現在の駅は仮設とされています。

Goolemapの航空写真で勝川駅を空から眺めてみると、複線構造の高架橋あえて駅付近で単線にし、余った空間をホームや出口通路として使用していることが伺えます。しかし、仮設のまますでに30年以上が経過してしまいました。

城北線の高架橋はJR中央本線と合流するギリギリの地点まで建設されています。駅自体は高架橋の末端に設置されているわけではなく、ホームは枇杷島寄りに100mほど進んだ場所にあります。

ホームの先は車両検修施設になっていて、施設横にある細長い通路が出口を繋いでいます。JR線との乗換え駅という案内はされているものの、乗換えにかかる所要時間は徒歩10分程度必要。JR線の高架に沿って進めばいいので迷うことはありませんでした。

JR勝川駅への乗り入れ構想

JR勝川駅は2009年に大規模な改良工事を行い高架駅となりました。

駅ホームは2面4線構造で、外側ホームを中央本線が使用しています。内側ホームは線路が敷かれていない状態になっていて、将来的には城北線が乗り入れることのできるようになっています。

しかしながら、乗り入れの具体化はしていません。


城北線勝川駅入口 (2017)
城北線延伸用に確保された用地 (2017)
階段上からJR勝川駅方面を見る (2017)
駅に向かう通路 右手には車両検修施設 (2017)
検修施設に停車中の城北線車両 (2017)
検修施設に停車中の城北線車両 (2017)
駅ホームからJR勝川方面を望む (2017)
ホームから出口までの通路が長い (2017)
城北線勝川駅ホーム (2017)
勝川駅ですべての列車が折り返す (2017)
JR東海に似た駅名標 (2017)
出発を待つキハ11形 (2017)

城北線 勝川駅の情報

路線 :東海交通事業 城北線
住所 :愛知県春日井市勝川町5丁目
開業日:1991年12月1日
訪問日:2017年10月9日
    ※画像はすべて訪問時に撮影したものです