秋の日帰り高尾山ハイキング①~6号路びわ滝コース~

秋といえば紅葉。

11月のよく晴れた週末は、日帰りハイキングなんていうのもオススメ。東京都内から1時間程度で気軽に行くことのできる高尾山が有名です。東京とは思えない自然豊かな場所で絶景あり、お寺あり、グルメありのスポットです。

山麓からケーブルカーやリフトも走っているので体力に自信のない方でも安心です。

さて、秋の週末は京王線に乗って高尾山へ出かけてみましょう。

新宿駅から準特急に乗って

旅の始まりは京王線新宿駅。

新宿駅は京王線のターミナル駅になっていて、3つのホームから頻繁に列車が発着しています。

高尾山でケーブルやリフトに乗る予定がある方は、京王線の自動券売機で「高尾山きっぷ」を購入すると運賃が通常の2割引になるのでお得です。今回は歩いて登山するため購入しませんでした。

高尾山に向かう場合は、高尾線に直通する「高尾山口行き」に乗車する必要があります。

停車駅の少ない特急もしくは準特急が便利。土日は準特急が1時間に3本ほど運行しているので、あまり待たずに乗車することができます。新宿駅は始発駅ですから、ホームの乗車列に並べば確実に座ることもできます。

1時間弱とはいえ、登山前には体力を温存しておきたいですよね。

準特急の高尾山口行きは新宿駅を出発して、しばらく地下を走ってから地上に出ます。住宅街を縫うように走って、調布駅を過ぎたあたりから車窓は少しずつのどかになり始めます。多摩川を渡るころには緑が多くなってきます。

JR中央本線と接続する高尾駅を出発して、ゆっくりとトンネルを抜ければ終点の高尾山口駅に到着。

高尾山口駅に到着

電車を降りると,空気が都心とは少し違っています。

高尾山はもうすぐそばに迫っていて、改札を出てすぐに登山を始めることができます。

ちなみに高尾山口駅は2015年にリニューアルされ、隈研吾デザインのスタイリッシュな外観に生まれ変わっています。オシャレ。きっぷ売り場の隣には観光案内所もあるので、地図やイベント情報を入手できます。

改札を出たら,まずは右へ。

案内板通りに川沿いの歩道を進んでいくと、3分ほどで高尾山登山の起点となる清滝駅前の広場に出ます。周囲にはお土産物を売る商店やそば処が立ち並んでいて賑やかな雰囲気。  

Y字路を右に進むと、メインの登山ルートとなる1号路。

左へ行くと、広場の向こうに高尾山ケーブルの清滝駅とリフトの山麓駅があります。どちらも中腹まで運んでくれる乗り物です。ちなみにケーブルとリフトの乗車駅は隣り合っていますが、下車する場所は離れています。ケーブルの高尾山駅の標高は472m、リフトの山上駅462mと10mほどの差があるため、ケーブルの方が少しお得な気がしますね。もちろん、自然の空気を感じることのできるリフトもオススメです。

6号路とびわ滝コース

さて、今回は登山道ルートは少し変わったコースを選ぼうと思います。

メインルートの1号路や乗り物も利用せず、6号路という登山道を歩きます。このコースは清滝駅を起点に、山頂付近までほかのコースと交わることのない高尾山の異端児。途中にびわ滝という修験道の雰囲気を残す滝があるため、びわ滝コースとも呼ばれています。高尾山のコースでは珍しく小川に沿ったルートのため、途中に飛び石で沢渡りを楽しむことができます。

今回は途中のびわ滝まで6号路を利用し、そこからショートカットコースを利用して一気に1号路まで戻って山頂を目指します。前半は川のせせらぎを楽しみ、後半は王道ルートで名所を楽しみます。

さて、登山を始めましょう。
6号路の入口は清滝駅の左脇の道路を進んだ先にあります。発車を待つケーブルの車両を横目に、しばらくは舗装された道路を歩いて行きます。6号路にトイレはないので、不安な方は清滝駅駅舎にあるトイレで済ませておくといいかもしれません。

舗装された緩やかな上り坂の道路をしばらく歩くと、いよいよ6号路の入口があります。

渓流沿いの道は谷になっているため薄暗く、岩のごつごつとした野趣あふれる雰囲気は6号路の醍醐味。1号路は眺望は美しいですが、道が舗装されているため安心できる反面で味気なさがあります。

びわ滝までの道は、道中の所々に仏像が祀られています。びわ滝まで向かう修験者や信者の道中安全を祈願したものでしょうか。途中には川を渡る橋があって、その先に岩屋大師が祀られています。ここには弘法大師の伝説が残されているようで、時間のある方は立ち寄ってみるのもよいかもしれません。

6号道は最初は傾斜もきつくなく、川のせせらぎを聴いているうちに最初のポイントであるびわ滝に到着します。道が大きく2つに分かれたら、右へ降りていくとびわ滝、左に行くと山頂方面です。

次回は、急傾斜を上って1号路を目指します。

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