高尾山へのアクセスは鉄道が便利です。
京王線とJR中央本線、2つの路線が東京都心と高尾山方面を結んでいます。
この記事ではどちらの路線が便利なのか、それぞれの特徴や運賃・所要時間をご紹介しています。
新宿駅を起点とする場合は、直通列車の走る京王線がおススメ。
東京駅を起点とする場合は、JR中央本線が便利です。
どちらも速達列車が走っており、新宿駅からのおおよその所要時間は1時間。
京王線
1.新宿駅から高尾山口駅まで直通列車
2.往復割引付きの高尾山きっぷを販売
3.観光シーズンに座席指定列車を運転
京王線は新宿駅を起点に、府中市を経由して京王八王子駅を結ぶ私鉄路線です。
途中の北野駅から分岐して高尾山の最寄り駅である高尾山口駅を結ぶ京王高尾線があります。
新宿駅から高尾線へ直通する列車は頻繁に運行されていて、高尾山へのアクセス路線としては最も便利です。
停車駅と所要時間
新宿駅から高尾山口駅までの所要時間は特急で最短46分です。
最も停車駅が少なく所要時間が短いのは特急で次に準特急。
特急の停車駅は明大前、調布、府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、北野、めじろ台、高尾、高尾山口。
準特急は特急よりも少し停車駅が多いため所要時間はおおよそ50分〜1時間程度。
停車駅は笹塚、明大前、つつじヶ丘、調布、東府中、府中、分倍河原、聖蹟桜ヶ丘、高幡不動、北野から高尾山口駅までの各駅です。
高尾山口行きの特急もしくは準特急は、日中1時間に3本程度運転しています。
毎年ゴールデンウィークや紅葉シーズン限定で座席指定制のMt.TAKAO号が運行されています。
高尾山に向かう観光客向けの臨時列車です。
乗車には座席指定券410円が必要ですが、必ず座れるので快適に移動できます。
座席にはコンセントが付いていたり、車内のFreeWiFiといったサービスもあります。
JR中央本線
1.東京駅から高尾駅まで約1時間
2.青春18きっぷなどJR線フリーきっぷが利用可
JR中央線は東京駅を起点に、郊外都市の立川駅や八王子駅を経由して高尾駅まで結ぶ路線です。
東京駅始発の電車は基本的に高尾駅止まりです。
高尾駅からは小仏、陣馬高原方面の路線バスが発着しています。
高尾山のメインルートやケーブルカーを利用する場合は、高尾駅で京王高尾線に乗り換えが必要です。
空港アクセスバスや新幹線で東京駅に到着する方は、中央本線の利用をおススメします。
停車駅と所要時間
東京駅から高尾駅までの所要時間は中央特快で最短60分。
高尾駅から京王高尾線で高尾山口駅までは3分ほどです。
東京駅始発の中央本線は快速と中央特快の2種類があります。
もっとも停車駅が少ないのは中央特快で、次に快速です。
中央特快の停車駅は東京、神田、御茶ノ水、四ッ谷、新宿、中野、三鷹、国分寺、立川、日野、豊田、八王子、西八王子、終点の高尾です。
快速は平日は中野駅から先は各駅に停車しますが、休日は阿佐ヶ谷、高円寺、西荻窪の3駅は通過します。所要時間は中央特快よりも10分ほど長い70分程度かかります。
東京駅や新宿駅から乗車する場合は必ず「高尾行き」に乗車します。
高尾行きの列車は中央特快と快速を合わせて1時間あたり6本程度運行しています。八王子や豊田など途中止まりの列車や、青梅線に直通する青梅特快も同じホームから発着するので注意が必要です。
新幹線で高尾山に行く場合は東京駅で乗り換えます。
東京駅には東海道新幹線をはじめ、東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸の各新幹線が乗り入れているターミナル駅です。当駅始発のJR中央本線に乗り換えて、一気に高尾駅まで行くことができます。
新幹線が到着するホームは八重洲口側にありますが、中央線の出発するホームは反対の丸の内側にあります。在来線乗り換え改札を利用して、1番2番ホームまで向かいます。
東京都区内までのきっぷをお持ちの場合は、改札できっぷが戻ってきますので最後に高尾駅で精算します。中央本線は西荻窪駅まで都区内のため、高尾駅までの乗り越し運賃は570円です。
中央本線は高尾行きに乗車します。
終点高尾までの所要時間は快速で70分、中央特快で60分。高尾駅で京王高尾線に乗り換えて、1駅先の高尾山口駅で下車すれば到着です。