長野電鉄の須坂駅は車両基地が併設する長野電鉄の中核駅です。特急も停車し、以前は長野電鉄屋代線が当駅から分岐していました。
須坂駅は長野電鉄長野線の駅です。
江戸時代より須坂藩の陣屋町として栄えた歴史を持つ須坂市の中心駅。駅には長野電鉄の車庫や車両工場が隣接するため、駅の規模は大きいです。
現在でも特急を含めたすべての列車が停車し、長野駅発着の普通列車の一部は当駅で折り返しています。
駅は島式2面4線と単式1面1線の合計3面5線の構造。橋上駅舎のため改札は2階、駅舎と各ホームは跨線橋で繋がっています。駅舎に一番近い単式ホームの5番線は普段使用されていません。
以前は当駅から松代を経由して屋代駅を結ぶ支線の屋代線が分岐していました。利用者の減少のため2012年3月に廃止され、現在は代替バスが長電バスによって運行されています。
駅舎側は須坂市の中心市街。歴史の古い須坂の街は駅から放射状に延びた道路と2つの国道、江戸時代から続く街道筋が互いに交差し、複雑な街並みが形成されています。
江戸時代の藩政と近代の生糸産業で栄えたこともあり、歴史ある街並みが残るため「蔵の街」としてもPRしています。市街地には、田中本家博物館や旧小田切家をはじめとする内部見学可能な歴史的建築が点在。飲食店も多いなか、「かねき」のオムライスが気になります。
少し駅から離れた場所に臥竜公園があります。日本の桜百選にも選ばれた都市公園で、園内には古墳や城跡、須坂藩主堀家の霊廟などの史跡旧跡が点在するだけではなく、須坂市動物園や須坂市立博物館も隣接するなど見どころが多いです。駅前から長電バスの仙仁線、米子線に乗ると10分程度で行くことができます。
須坂市動物園は小規模ながら様々な小動物を飼育していておススメ。SNSにも積極的なので時々インスタライブなどもやっています。一度行って見たい動物園のひとつです。
路線 :長野電鉄長野線
住所 :須坂市大字須坂1288-2
開業日:1922年6月10日
訪問日:2011年1月7日
※写真はすべて訪問時に撮影したものです