これから始める!駅スタンプ&記念スタンプ収集のススメ

スタンプ帖

駅や観光施設には記念用のスタンプはご存知でしょうか。

デザインは駅や施設ごとに異なっていて、その土地にある名所・名産品・ゆかりの人物などが描かれている場合が多いです。そのため、旅行の記念としてもオススメ。

この記事では、駅スタンプの魅力とこれから始める人や興味のある方に向けて、設置場所やスタンプ集めに便利なアイテムをご案内しています。

駅スタンプとは?

駅スタンプは鉄道駅に設置された記念用スタンプです。

各駅ごとに駅名のほか近隣の名所や名産などが描かれていて個性豊か。

もちろん、鉄道会社や路線によってデザインが異なります。時には期間限定の絵柄などもありますので、収集欲が高まります。

そのほかサイズや形状など、些細な違いを楽しむのもスタンプ収集の醍醐味です。駅を利用すれば、誰でも押すことができるため、旅行の記念に気軽に集めることもできます。

どこに置いてあるの?

東京都交通局のスタンプ台

基本的に改札付近や窓口のカウンターなどに設置されている場合が多いです。

営業時間中であれば、いつでも誰でも自由に押すことができるのが特徴です。

しかし、近年は駅員配置時間の短縮や感染症対策などの影響から駅事務室で管理する場合も増えてきました

この場合は駅員対応時間内に申し出る必要があります。

いつでも押すことができる?

常設のスタンプであればいつでも押すことができます。

ただし、イベントとして開催されるスタンプラリー用のスタンプは期間が過ぎると撤去されていしまいます。また、駅の無人化などの理由に伴って撤去されてしまう場合もあります。(近隣の駅員配置駅で無人駅分も管理保管している場合もあります)

サイズは統一されている?

スタンプは鉄道会社ごとに独自に制作しているため、サイズは統一されていません

例えば、JR西日本や東京都交通局では大型のもの、都区内のJR駅や阪急電車では小型のスタンプが使われています。サイズやデザインは会社の個性が表れていて、比較してみるのも楽しいです。

どこの駅にも置いてある?

金沢駅スタンプ
JR西日本は主要駅にスタンプが設置されている

鉄道会社や路線ごとに異なります。

駅スタンプ自体を制作していない鉄道会社や、経年劣化で引退してしまうスタンプもあります。一方で、制作時期の異なる2種類以上のスタンプが設置されている場合もあります。

スタンプ収集の先人たちが残したデータがWEB上にアップされているので、設置の有無は簡単に確認することができます。実際に出かける前に調べておくことが大切です。

専用のスタンプ帳が必要?

蛇腹のノートも味があります

継続的に集めるのであれば、自分のスタンプ帳を持っていると安心です。

スタンプと一緒に用紙を配布している場合もありますが、用紙を切らしていたり、配布していない場合も多いです。

市販のスタンプ帳だけではなく、ノートや手帳に押したり、はがきサイズの台紙に押して集めたりと人によって集め方はさまざまです。スタンプラリーの企画開催時などは専用の用紙を配布している場合もあります。

 

スタンプ収集に便利なアイテム

青春18きっぷを使ったスタンプ取集も楽しい

次に、スタンプ収集をする時に持っていると便利なアイテムをいくつか紹介します。

自分の好みに合ったものを使うのが一番です。

スタンプ帳

スタンプ帖

スタンプを集めるにあたって、1番大切なのはスタンプ帳

徐々に増えてくるスタンプを見返して旅を思い出すのもスタンプ収集の醍醐味。スタンプ収集の旅は、スタンプ帳選びから始まるといっても過言ではありません。

専用スタンプ帳

書店の旅行誌や地図コーナーでは駅スタンプ用のスタンプ帳を販売しています。

時刻表を発行している交通新聞社JTBパブリッシングがそれぞれスタンプ帳を販売していて、手に入りやすいです。どちらも文庫サイズで持ち歩きしやすく、旅行の時に便利です。巻頭に路線図が付いていることろもポイント。

JTBの鉄道スタンプ
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

JTBの鉄道スタンプ帳
価格:605円(税込、送料無料) (2022/8/17時点)

JTBのスタンプ帳は赤い表紙が目印。全国路線図のほか巻末にスタンプコレクションの極意や7つ道具についての解説も付いていますので初心者にもおススメです。

わたしの旅 スタンプノート
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

わたしの旅 スタンプノート
価格:740円(税込、送料無料) (2022/8/17時点)

交通新聞社のスタンプノートは昭和46年から販売しているロングセラー商品。表紙の色は時期により異なりますが、ピクトグラムのようなデザインは昔から周到されています。

システム手帳

手帖に押すのも思い出になる

文具屋や書店で販売しているシステム手帳をスタンプ帖に使うのもアリ。

普段使いの手帳とスタンプ帳を兼用すれば、いつ頃スタンプを押したのかも記録しやすいです。スタンプ帳として使いたい場合は、メモスペースの多い手帳がおススメです。

ちなみに、私は高橋手帳のNo.113ニューダイアリーアルファ14を使っていました。巻末に交通新聞社仕様の全国鉄道地図が付いてくるため、旅行の時に眺められるところがお気に入りでした。

最近は「ほぼ日手帳」のように1日1頁ある手帳も多いので、旅行の計画や日記まですべて手帳で完結させてしまうことも可能ですね。旅行時にちょっと重たいのが難ですが…

スタンプ台紙

ノートではなく台紙という選択肢も

スタンプを路線ごとに分類したい場合などは、カードタイプの台紙が便利です。

サイズも色々とありますが、はがきサイズの無地の厚紙が最適。年賀状などをファイリングするためのホルダーにも収録できるので便利です。

丸善や世界堂といった大きめの文具店でしたら扱ってることが多いです。ただ、メーカーごとに紙質・色・サイズが異なるのが難点。紙質、サイズ共に私は書泉で販売しているものが好みで、最近よく使用しています。

試し押し用紙

これが意外と重要です!

駅スタンプは場所や時期によってコンディションが異なります。そして、コンディションはスタンプを押してみないとわからないことが多いです。例えば、経年劣化でスタンプの一部分だけすり減ったりゴミが付いていたり、はたまたインクの濃淡であったり…なので、初めからスタンプ帳に押印するのはちょっと危険です。

まずはどうでもいい紙に一度試し押しをして、状態の確認をします。そのあと状態悪いのであればそれなりの対策をしてから、自分のスタンプ帳に押印すればより綺麗なスタンプを残すことができます。

試し押しに使う紙はメモ帳や自宅にあるOA用紙を使うなど軽くて安いもので構わないと思います。

スタンプ用インク台

スタンプ収集での悩みの種のひとつは乾いてしまったインク。

インクが乾いていると、押したスタンプの色が薄くなってしまいます。備え付けられたインクが乾いてしまっている場合、スタンプ台を持参していれば、いつでも綺麗にスタンプを押すことができるので安心です。

スタンプ台は文具店などで販売しています。

ただし、駅スタンプで使われているインクの色は複数あるため、最低でも黒・赤(もしくは朱)・青・緑の4色が必要になります。荷物になってしまうので、本格的に収集したい人向けです。

ちなみに、JR西日本の一部スタンプはインク内蔵式なのでスタンプ台は使用できません。

おススメのスタンプ台

1日乗車券(フリーパス)

東京メトロと都営地下鉄の共通一日乗車券

駅スタンプ収集を目的に途中下車をする場合は、1日乗車券が便利です。

駅スタンプを設置している鉄道路線は何らかの1日乗車券を販売していることが多いのです。特に、都区内のJR線であれば「都区内パス」、都営地下鉄であれば「ワンデーパス」が安くておススメです。

駅スタンプ設置路線と駅

首都圏のJR線には駅スタンプが多い

最後に、駅スタンプが設置されている路線や駅を紹介します。

  • JR東日本(都区内エリアは常設)
  • 都営地下鉄
  • 小田急電鉄
  • 京成電鉄(主要駅のみ)
  • 西武池袋線・秩父線(飯能~西武秩父)
  • 秩父鉄道

首都圏では都区内のJR線都営地下鉄には常設の駅スタンプがあります。

駅構内やみどりの窓口、忘れ物取り扱い窓口などに専用のスタンプ台が設置されているので、時間内であれば気軽にスタンプを押すことができます。

そのほか全駅のスタンプを作成している鉄道会社は、小田急電鉄秩父鉄道です。どちらも駅窓口で保管しているので、駅員さんに声をかける必要があります。どちらの会社も2021年にスタンプデザインを一新しているため、綺麗な状態です。

鉄道駅だけではなく、高速道路のサービスエリア道の駅にもスタンプが設置されいます。

※感染症対策でスタンプを一時撤去している鉄道会社もありますのでご注意ください