今回は中央本線の下諏訪駅です。
中山道の宿場町と諏訪大社下社で知られる、上諏訪駅を画像とともに紹介します。
下諏訪駅はJR中央本線の駅です。
諏訪湖の北側に位置しており、古くは中山道と甲州街道の合流する下諏訪宿と諏訪大社下社の門前町として栄えた街です。諏訪市の中心部は隣の上諏訪駅ですが、普通列車と快速のほか一部の特急列車も停車します。
ホームは地上2面3線構造で、駅舎と直結する単式1面1線の1番線、跨線橋を渡った先には島式1面2線ホームがあります。改札は北側に1ヶ所で、日本家屋風の落ち着いたデザインの駅舎には観光案内所も併設されています。
駅前は駐車場が併設され、入口の両端には御柱のモニュメントが設置されています。駅前通りは小規模な商店街があるのみで、大きな商業施設などはありません。
下諏訪駅周辺は歴史遺産や史跡が多く点在しています。
下諏訪駅から徒歩圏内に諏訪大社の下社二社(秋宮・春宮)があります。秋宮では毎年8月から翌1月末まで、春宮では2月から7月末まで御祭神が鎮座することからその名が付いています。毎年2月1日と8月1日に遷座祭が執り行われます。
下諏訪駅から下社秋宮、春宮へまでの距離はどちらも1㎞前後なので徒歩で行くことができます。ただし、秋宮と春宮の間も1㎞ほどの距離があるので徒歩で巡ると最低でも3㎞は歩くことになります。
下諏訪は中山道と甲州街道が合流する宿場町ということもあり、合流地点の秋宮付近は本陣岩波家をはじめ風情のある建築や街並みが残るエリアです。温泉も湧いているため、旦過の湯や新湯、菅野温泉といった源泉かけ流しの公衆浴場も点在しています。
下諏訪観光には下諏訪町循環バス「 あざみ号」が便利です。
下諏訪駅前から発着しており、諏訪大社の秋宮と春宮を巡る際に利用できます。秋宮に行く場合は、萩倉・星ヶ丘線の町屋敷先回りで諏訪大社秋宮前。春宮に行く場合は星が丘先回り、もしくは赤砂・東山田線の左回りの万治の石仏前で下車します。
ただし、運行本数はあまり多くないのでご注意ください。
下諏訪駅のスタンプは改札内に設置されていました。
JR東日本長野支社の共通デザインで、諏訪大社下社の神楽殿と万治の石仏が描かれています。長野支社のスタンプは開業日と駅の標高が記載されていることろが特徴です。標高が記されているのは山岳地帯の多い長野県らしいですね。
路線 :JR東日本 中央本線
住所 :長野県諏訪郡下諏訪町広瀬町
開業日:1905年11月25日
訪問日:2013年8月29日