サカナクション『SAKANAQUARIUM 2019 834.194』幕張メッセ ライブレポ・セットリスト

サカナクションが2019年6月19日に発売予定の新アルバム『834.194』を引っ提げたツアーを開催。

今回のツアーは音響設備をこだわり抜いた「6.1ch Sound Around Arena Session」。2017年行われた10周年ツアーでも同様のサウンドで好評を博していました。

会場全体を取り囲むように配置されたスピーカーが臨場感のあるライブを演出します。スピーカーの設置個数は大小合わせて300以上もあるのだとか。とにかくこだわりすぎて、チケットが完売しても赤字なのだとか。

今回のツアーで最初となる会場は千葉県の幕張メッセ9-11ホール。開場が16:00、開演が18:00。

ツアー初日に当たる4月6日(土)に参戦してきましたので、セットリストとライブレポートを残します。

※以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

4月6日(土)幕張メッセ【セットリスト】

本編

1.セプテンバー
2.opening
3.アルクアラウンド
4.夜の踊り子
5.陽炎
6.モス
7.Aoi
8.サヨナラはエモーション
9.ユリイカ
10.years
11.ナイロンの糸
12.蓮の花
13.忘れられないの
14.マッチとピーナッツ
15.ワンダーランド
16.INORI
17.SORATO
18.ミュージック
19.新宝島
20.アイデンティティ
21.多分、風。
22.MC
23.セプテンバー

アンコール

23.『バッハの旋律を夜に聴かせたいです。』
24.夜の東側
25.MC
26.グッドバイ

※ 太字は今回のアルバム収録予定曲

4月6日(土)幕張メッセ【ライブレポート】

待望の新アルバムが発売延長されるなか、アルバムタイトルを冠した今回のツアー。

セットリストは新アルバムに収録が予定されている楽曲を骨格にして、過去の人気曲肉付けしたような構成。2013年以降に配信やシングルで多くの曲をリリースしてますから、純粋な未発表曲ばかりではないのでビギナーさんでも楽しむことのできるライブでした!もちろんまだ聴いたことない曲を聴くことができるのもこのライブ参加の特権です。

新アルバムのタイトルは『834.194』。サカナクションは約6年ほどアルバムをリリースしておらず、「多分、風。」や、知名度の高い「新宝島」など2013年以降に発表された曲が収録される予定です。CDだけでも2枚組になるのだとか。期待大!!

今回、私が当選したのは立見レギュラーBLエリア。
ステージ正面の立見スペシャルに対してレギュラーは両サイドのエリアになります。レギュラーでもまたエリア区分けされており、今回のBLは下手側ステージ寄りの区画。思ったよりもステージが近くて驚きました。チケットに表示された番号順が若いほど、早く会場内に入れるためいい場所をとることができます。

序盤

さて、最初はステージにスクリーンで目隠しされた状態で新曲の「セプテンバー」という曲を披露。今回のアルバムを象徴するリード曲のよう。1番だけの山口さんのアコースティックバージョンでした。

今回のツアーではステージを覆うカーテンのような白いスクリーンが大活躍。アルバムコンセプトを体現するのに一役買っています。ステージ背後と両側にある短冊のようなスクリーンも美しいです。

スクリーンカーテンが開いて、まずは序盤のハイライトが開始。ライブ化けする「アルクアラウンド」から「夜の踊り子」、魚図鑑に先行収録された「陽炎」、新曲「マイノリティ」、「Aoi」とアップテンポの曲が続きます。序盤から畳み込んできました。会場の空気も一気に暖まって、次のセクションへ。

中盤

次のセクションをリードしたのは「サヨナラはエモーション」、ベストアルバム『魚図鑑』完全限定生産版のBlu-ray映像にしか収録されていないため、今回の新アルバムにも収録予定の曲です。
ここからの流れは今回のアルバムの中核を成す楽曲群ではないでしょうか。

続いて「ユリイカ」。再びカーテンスクリーンが現れ、東京と北海道のモノクロームな景色が交錯する映像流れて印象的でした。余韻を引きずりながら「years」。こちらもオリジナルの映像が世界観を補完しています。続いて新曲「ナイロンの糸」を披露。しっとりと感傷的なメロディが深い余韻を残します。

次に「蓮の花」。こちらも配信でしか聴くことのできない曲のため、新アルバムに収録されます。色彩豊かな映像が流れ、続いてはCMとのタイアップで知られる新曲「忘れられないの」。ここからはタイトルも知られていない新曲を2曲連続で披露。どちらも個性的で耳に残るメロディ。特に2曲目は照明演出も壮大で今回のツアーでのハイライトのひとつです。演奏中に徐々にカーテンが閉まっていき、会場をノイズが包み込みます。

終盤

ここからは、10周年ツアーでも行われた「INORI」から「SORATO」を挟み「ミュージック」への流れ。
照明と音響がフル稼働する「SORATO」、ミュージックではシャボン玉の演出もあり印象的でした。会場の一体感が最高潮へと達したとき、「新宝島」のイントロとバックタイトルが流れて大歓声が上がります。ステージにはチアガールも登場して賑やかな雰囲気です。

熱気を冷ますことを知らないように、間髪入れずに「アイデンティティ」。サカナクションのライブでは定番の曲で、会場全体の大合唱となりました。実質最後を飾るナンバーは「多分、風。」、山口さんはMVと同じような上着を羽織って風に煽られる姿が非常にキマっています。

ここで、今回最初のMC。アルバムタイトルのことなど話してから、冒頭で披露した「セプテンバー」を披露して終了しました。後方スクリーンには東京から北海道までの移動風景と距離が映し出されていました。

アンコール

アンコールの最初は「バッハの旋律を夜に聴かせたいです。」で始まります。今回はMVに登場する山口人形は出てきませんが、バックモニターに映るバッハの肖像が印象的。その流れのまま「夜の東側」を演奏しました。

最後のMCは今回のライブの特徴でもある6.1ch soundの説明や、今後の活動予定などを話していました。最後はアルバムに収録予定の「グッドバイ」。最後にふさわしい曲。カーテンスクリーンを使用した映画のエンドロール風の演出も好きでした。

アルバム発売前のツアーということで、参加前は正直どのような気持ちで新曲を聴いたらいいのかなど考えていました。そんな心配をよそに独特の世界観で包み込んでくれるサカナクションはやはり凄いバンドだなと実感しました。

数年間の空白を経て発売される今回のアルバム、そしてこのツアーはサカナクションというバンドとしても新たな1歩になります。その節目を目の当たりにすることができた貴重な2時間30分でした。

新アルバム『834.194』楽しみです。

コメント