今回は信越本線の青海川駅です。
日本海を目前にした海の見える駅として有名な青海川駅を画像とともに紹介します。

青海川駅はJR信越本線にある無人駅です。
ホームから日本海を望むことができ、日本一海に近い駅のひとつとして知られています。駅は切り立った崖と青海川海岸が迫るわずかな平地に設けられており、駅ホームの目の前に海岸が広がっています。
本州では日本海に沿うように多くの鉄道路線がありますが、そのなかでも特に海が近い駅が青海川駅です。
駅は相対式2面2線の構造で、内陸側の1番ホーム(上り直江津方面)に駅舎が設けられています。無人駅なので駅舎の内部は待合室として使われています。各ホームは跨線橋で繋がっており、2番ホーム(下り長岡方面)は日本海側にあり、遮るものが何もなく風光明媚な景色が広がります。

青海川駅に停車するのは普通列車と快速「越乃Shu*Kura」のみ。
普通列車は上り下りとも1時間に1本程度で、日中には2時間に1本の場合もあります。



観光列車として休日を中心に運転する「越乃Shu*Kura」は、上下線とも青海川駅で約20分ほど停車するのでホームに降りて日本海の眺望を楽しむことができます。また、越乃 Shu*Kuraは十日町発着ですが、週によっては越後湯沢発着の「ゆざわ Shu*Kura」、新潟発着の「柳都Shu*Kura」としても運転されます。
なお、信越本線を走る特急「しらゆき」は青海川駅に停車しません。
青海川駅の歴史

青海川駅は1899年に私鉄の北越鉄道の駅として開業しました。
その後、国有化して信越本線の駅となりました。往時は駅員が駐在していましたが、JR発足前の1971年に無人化。2007年に起きた前年の新潟県中越沖地震による土砂崩れの影響で駅舎を含む駅構内が大きな影響を受け、現在の駅舎は翌年の2008年に完成したものです。
駅周辺には青海川海水浴場があり、かつて夏期に海水浴客向けに臨時快速列車「マリンブルーくじらなみ」が熊谷~柿崎間で運行され、当駅にも停車していましたが、2010年を最後に運転されていません。












路線 :JR東日本 信越本線
住所 :新潟県柏崎市青海川
開業日:1899年7月28日
訪問日:2009年7月20日、2018年10月30日