今昔各駅探訪記、今回は新潟県上越市の直江津駅です。
信越本線に加えてえちごトキめき鉄道2路線が乗り入れる直江津駅について画像とともに紹介します。

直江津駅はJR信越本線とえちごトキめき鉄道の駅です。
えちごトキめき鉄道は北陸新幹線開業後にJR在来線を継承した第三セクター。旧北陸本線を継承する日本海ひすいラインと信越本線を継承する妙高はねうまラインの2路線があり、どちらも直江津駅を起点としています。駅自体もえちごトキめき鉄道が管理しており、本社も当駅に隣接した場所に構えています。
乗り入れている3路線は基本的に当駅を起終点としていますが、信越本線と妙高はねうまラインの一部の列車が直通運転をしています。越急行ほくほく線のほとんどの列車は信越本線犀潟駅から当駅まで乗り入れて来ます。えちごトキめき鉄道の路線同士の直通運転は泊発新井行きが1日1本のみ。
北陸新幹線開通前の北陸本線は特急街道とも言われ、多くの長距離列車が走っていました。全盛期には寝台特急(日本海、トワイライトエクスプレス)や特急(北越、はくたか)、急行(能登、きたぐに)などの列車が直江津駅に停車していました。

現在運行している優等列車は新潟県内を結ぶ特急「しらゆき」のみ。休日や繁忙期にはJR東日本の「越乃Shu*Kura」やえちごトキめき鉄道の「雪月花」といった観光列車も停車します。そのほか別途料金不要の快速列車やほくほく線直通の超快速「スノーラビット」があります。
ホームは島式3面6線。
特にホームによって路線や方向を分けているわけではありませんので、同じ路線でも時間帯によって発着ホームが異なります。以前は長編成の特急も停まっていたのでホームは長いですが、現在は短編成の車両がほとんどです。

はじめて直江津駅を訪れたのは2009年の春。
まだ北陸新幹線は開業しておらず、直江津駅は信越本線と北陸本線の2路線が乗り入れるJRの単独駅でした。越後湯沢方面からほくほく線に乗車。犀潟から信越本線に直通して、終点が直江津です。
当時はほくほく線経由で北陸方面を結ぶ特急はくたか号が頻繁に走っていたので、その影響でほくほく線普通列車もほとんどが信越本線に乗り入れています。
当時はまだ国鉄型の車両が中心だったので、ほくほく線の車両が妙に綺麗に見えました。

当時の直江津駅は、JR東日本とJR西日本の境界駅。
駅自体はJR東日本が管理しており、直江津駅を起終点とする北陸本線は特急以外はすべて当駅折り返し。一番北側の1番線は北陸本線の折り返し専用ホームとして使用されていました。現在ではその跡を継ぐ日本海ひすいラインの専用のホームとなっています。

信越本線の当時の主力は115系。
甲信越エリアでは2010年頃までは主力として活躍していました。エリアで配色が異なっており、新潟エリアは新潟色と呼ばれる緑色、長野と山梨エリアでは信州色と呼ばれる水色の塗装でした。

2014年夏は、北陸新幹線開業前最後の夏ということもあって、北陸本線の乗車を目的に再び直江津駅へ。
1番ホームに停車するのは色褪せた急行色の455系。
北陸本線では2000年代に入っても国鉄時代の形式が多く活躍していました。
ボックスシート中心とする車両はえちごトキめき鉄道への路線継承とともにほとんど姿を消してしまいました。








住所 :新潟県上越市東町1
路線 :JR東日本信越本線、えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン、妙高はねうまライン
訪問日:2009年3月7日、2009年7月20日、2014年8月6日