木造本堂から眺める四季/鎌倉 妙本寺

鎌倉寺社巡り

鎌倉駅の東口、特に小町大路周辺は日蓮上人ゆかりの地として知られています。
交通量が意外に多い小町大路の道端には、どれくらい信憑性があるかわかりませんが、日蓮辻説法跡なる碑も残されています。

日蓮宗の寺院として規模が大きいのが妙本寺。
滑川を渡った先、緑の深い境内は北鎌倉の禅寺ともまた違った雰囲気です。

このお寺は、比企谷(ひきがやつ)と呼ばれる場所に建っており、鎌倉時代は有力御家人であった比企一族の屋敷のあった場所。
一族は建仁三年(1203)に起こされた比企の乱によって、北条氏によって滅ぼされました。
京都いたことにより、生き延びることができた末裔・比企大学三郎能本は後に鎌倉で日蓮上人に出会い、自らの屋敷を日蓮上人に献上。
文応元年(1260)に長興山 妙本寺となりました。

境内には比企一族供養塔をはじめ、比企の乱によりわずか6歳にて亡くなった、比企能員の娘と二代将軍頼家の嫡子一幡君の供養塔など
比企一族ゆかりの史跡が点在しています。

木々に囲まれた境内は、昼なお暗い印象がありますが、
広く、落ち着いた境内で四季折々の自然を感じるのもよいかもしれません。

日蓮上人ゆかりの寺院が連なる小町大路から折れて、道路は境内までまっすぐ続いています。
総門をくぐって、しばらく歩くと左手に小ぶりな方丈門があり、本堂と寺務所方面へ行くことができます。

一方で、まっすぐ進むと緑が鬱蒼とした谷間の道を抜けて二天門へと続いています。

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階段を上がると二天門。
建立は天保11年(1840)とされているようです。
四天王に数えられる持国天と多聞天の像が安置されています。

近年に修復工事が行われたと思われ、色彩が非常に鮮やかです。

二天門の中央には立派な龍の彫刻。非常に端正なつくりで見惚れてしまいます。

晩秋の夕方には、木漏れ日がちょうどスポットライトのように彫刻を照らしていました。


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二天門の先には祖師堂があります。
三方を山に囲まれた広々とした場所に建っています。
妙本寺でもっとも大きな建築ですが本堂とは異なり、日蓮上人を祀っている場所です。

天保年間建立と伝えられる、鎌倉でも有数の木造建築。
非常に大きな建物で、柱と瓦の古色が背景の木々と調和しているように思えます。

祖師堂の回廊は広く、ここから眺める景色もまた素晴らしいです。
周囲の木々は紅葉樹が多いため、紅葉の時期はなお美しいようです。

時々観光情報誌でもここから撮った写真が載っていることがあります。


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