小池煙草店 (秩父)

秩父市街地、秩父神社へと伸びる番場通りにはレトロな建築が多く残ります。
小さな交差点に向かって建つ小池煙草店も、歴史ある建造物のひとつ。
昭和前期頃に建てられた木造2階建ての建築は、装飾性に富んでいて通りを行く人の目を引きます。
通りに面した壁は高めに造られているので、3階建てのようにも見え、番場通りに面した壁には堂々とした店舗名が飾られています。商店街によくある店舗住居兼用のいわゆる看板建築で、一見すると木造に見えないところがまた素晴らしいです。

交差点に面した部分は角がない丸みを帯びた外観になっていて、1階部分は店舗(窓口)になっていたことが伺えます。2階部分の短冊状の窓と格子も趣がありますね。
現在はタバコ屋は閉店していますが、登録有形文化財に登録されているので外観のみ見学することができます。2022年には内部をリノベーションして宿泊施設にする計画もあるのだとか。
有形文化財に泊まることができるのは、古建築が多く残る秩父ならではの魅力ではないでしょうか。続報を待ちましょう。




小池煙草店の情報
住所 :埼玉県秩父市番場町1037-7
最寄駅:秩父鉄道御花畑駅より徒歩3分
※外観のみの見学
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