鎌倉の古道を歩くⅱ/化粧坂切通し

鎌倉寺社巡り
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鎌倉中心部から扇ガ谷を経て、武蔵国へと通じる場所にある化粧坂は鎌倉七口のひとつ。
現在でも、山肌のむき出した急峻な坂道が散策路として残され、国史跡にも指定されています。

坂の名の由来は、遊女がこの場所で化粧をしていたという説や、近くに娼家があったとする説、
平家武将の首級を化粧して首実検した場所とする説など様々です。

軍事的防御拠点でもあった化粧坂は、鎌倉七口の中でも、北鎌倉を経て武蔵国へ通じる巨福呂坂と共に重要視されていました。
新田義貞が鎌倉を攻め入る際も、戦場になったといいます。

現在は源氏山公園の散策コースになっており、山登りのような険しい坂道を多くの人が行きかっています。


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鎌倉駅方面から案内版どおりに進んでいくと坂の傾斜が急になっていきますが、まだ右手には住宅地が広がっています。
鎌倉は山ばかりなので、谷戸に沿って群がるようにある住宅地は独特の風景。

やがてコンクリート舗装の道は途切れ、目の前に草木の生い茂った崖が現れます。

ここからが化粧坂のはじまり。
苔むした岩とすり減った地面、これより先は二輪車も無理。
実に短い距離のS字坂ですが、高低差があるのでものすごく険しいです。


地下水が流れ出しているのか、1年を通して地面はぬかるんでいます。
雨の日は悲惨なことに。

すり減った地面を半分くらい登ると、次には凹凸の多い岩場に変わります。

前半は滑りやすく、後半は転びやすいといったかんじです。

北鎌倉や鶴岡八幡宮方面から源氏山へと抜けるコース上にあるため、
ほかの切通しよりも人の往来は多いような気がします。

鎌倉時代にも需要な出入口として、文献にもその名が載っています。
江戸時代の地震で一度崩壊していることからも、鎌倉時代の道筋が完全に残されているわけではないようです。

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息を切らしながら坂を上り終えると、頼朝像や銭洗弁財天はもうすぐそこ。

紅葉や新緑を眺めつつ、ゆっくり歩くには最適な道です。

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