座席指定列車 京王ライナー&Mt.TAKAO号【停車駅・時刻表・指定券購入・乗車方法】

京王電鉄では2018年から座席指定サービスを開始しました。
この記事では、通勤通学だけではなく高尾山観光にも便利な京王ライナーについてご紹介します。

京王ライナーとは

京王ライナーは京王電鉄が運行する座席指定制の列車です。

2018年2月のダイヤ改正から新たに登場しました。
京王線の新宿〜京王八王子駅間と、京王相模原線の新宿〜橋本駅間の2路線で運行しています。

平日朝夕の通勤通学時間帯に座って移動できるように朝は新宿行きとして、夕方以降は京王八王子、橋本行きとして運転。休日も買い物や行楽利用者向けとして運転しているので、ダイヤは平日と休日の2パターンが設定されています。

停車駅は京王線のなかでもっとも少なく、明大前駅や調布駅も通過します。比較的郊外在住の通勤利用客に向けた速達列車といった立ち位置です。

京王ライナー使用されるのは新型車両の5000系。
コンセントやFreeWiFi環境のある快適な車内空間も魅力です。

座席指定券は一律410円で、乗車前にWEBが自動券売機で購入します。 

京王線(京王八王子発着)

停車駅

京王八王子、北野、高幡不動、聖蹟桜ヶ丘、分倍河原、府中、新宿

新宿駅と京王八王子駅間を結ぶ京王ライナーです。

運転本数は平日朝の新宿行きが5本、夜に京王八王子行きが7本
休日は朝に新宿行きが1本,夜は京王八王子行きが6本です。

府中~新宿駅間はノンストップで走行するため、調布や明大前駅前には停車しません。

新宿行きの場合、府中駅までの各駅は乗車専用で下車することはできません。反対に京王八王子行きの場合は、府中から先の停車駅からは座席指定券がなくても乗車することが可能です。

2018年の運行開始以降、平日運転本数は年々増加傾向にあります。

京王相模原線(橋本発着)

停車駅

橋本、南大沢、京王多摩センター、京王永山、新宿

新宿駅と相模原線の橋本駅間を結ぶ京王ライナーです。

運転本数は平日朝の新宿行きが4本、夜に橋本行きが8本
休日は朝に新宿行きが1本、夜に橋本行きが8本です。休日は京王線系統よりも本数が多いのが特徴です。

京王永山と新宿駅の間はノンストップで走行するため、京王稲田堤や調布には停車しません。

新宿行きの途中停車駅は乗車専用のため、途中で降車することができません。
下りの橋本行きの場合は、京王永山駅から先の停車駅からは座席指定券がなくても乗車することが可能です。

【臨時】Mt.TAKAO号

新宿駅と高尾山口駅を結ぶ行楽向けの臨時列車です。

高尾山ハイキングに最適なGWや秋の行楽シーズンの休日に限り運転しています。京王ライナーが通勤利用者向けなのに対して、Mt.TAKAO号は行楽向けの列車です。

運転本数は朝に高尾山口行きが2本、夕方に新宿行きが3本
詳しい運転日は京王ライナーの公式ホームページで確認することができます。

 

停車駅は上下線で異なります。

行きは新宿駅から終点の高尾山口までノンストップ。
上りの新宿行きは高尾山口、高尾、めじろ台、北野、高幡不動、聖蹟桜ヶ丘、分倍河原、府中の順に停車します。京王ライナーと同じく、府中から新宿駅間はノンストップで走行します。途中駅は乗車専用のため下車することはできません。

【臨時】京王ライナー迎春号

2020年正月に運転された京王ライナーです。

京王電鉄では毎年大晦日に終夜運転を実施してることから、深夜帯に高尾山へ向かう京王ライナーを運転しています。

運転本数は2020年の実績で下り高尾山口行き4本、上り新宿行きが1本です。

高尾山口行きの新宿駅発車時刻は0:50(1号)、1:30(3号)、2:30(5号)、3:30(7号)。
上りは高尾山口駅を7:40(2号)に発車します。 

5000系車両

京王ライナーはすべて5000系車両で運転しています。

5000系は座席指定列車サービスの導入を控えた2017年に導入された京王電鉄最新型の車両。座席をクロスシートのほかに一般的なロングシートへも転換することのできるデュアルシートを採用しています。

京王ライナーでの運行時は、座席が進行方向を向いた2席掛けのクロスシート車として運転。

ライナーの運転を行なっていない時間帯は、追加料金不要な普通列車としてロングシートで運転しています。ちなみに、東武鉄道のTJライナーや西武鉄道のSトレインも同じような車両になっています。

車両はすべて10両固定編成、京王八王子・橋本方面寄りが1号車、新宿寄りが10号車です。

車内にトイレはありません。付帯設備としては、全座席のコンセントを設置。車内ではFreeWiFiが利用できるようになっています。各座席の背面にコンセントが設置されているため,ロングシート時には利用することができません。

座席はリクライニングしませんが、今後リクライニング機能を搭載した5000系が導入される予定です。

座席指定券購入

京王線のターミナル新宿駅

京王ライナーの乗車には座席指定券の購入が必要です。

座席指定券の金額は一律410円
乗車前にWEBもしくは京王ライナー停車駅の自動券売機で購入して座席の指定を受けます。座席指定券を持たずに乗車してしまうと、車内精算で駅での発売額と異なる700円を徴収されますのでご注意ください。

購入方法はWEBのチケットレスサービスと駅の自動券売機の2種類あります。

京王チケットレスサービス

座席指定券の購入はWEBが便利です。

WEBのメリットは、

・スマホで購入してそのまま乗車できる
・座席表から好きな座席を選ぶことができる

という点です。

購入と決済は,京王チケットレスサービスというサイトを通じて行います。

初回の利用には会員登録が必要ですので、事前に登録しておくと便利です。会員登録費用や年会費は無料。スマートフォンやパソコンから操作は可能で、携帯電話の場合は一部機能に制限があるのでご注意ください。

決済方法

決済方法はクレジットカードのみです。

購入した指定券の分だけクレジットカードから引き落とされます。ちなみに、小田急電鉄のe-ロマンスカーや西武鉄道のsmoozなど他社のチケットレスサービスは積み立てポイントでチケットを購入するシステム。1枚単位で購入できる京王チケットレスサービスは良心的です。

発売期間と座席指定方法

座席指定券は乗車日の7日前の午前7時から発売を開始します。
空席がある限り、出発時刻の1分前まで購入することができます。

購入時には座席表から好きな号車や座席を指定することが可能。
2名以上で乗車する場合は隣同士の座席を指定します。1度に最大4席まで購入できます。

払い戻し方法

WEBの場合は乗車日当日の午前2時までは払い戻し手数料は無料
それ以降については1席につき100円の払い戻し手数料が必要です。また、列車の変更も1度払い戻してから新規購入を行います。

自動券売機

京王ライナー停車駅の自動券売機でも購入できます。

京王ライナー停車駅のきっぷ売り場にある「座席指定券券売機」と書かれた券売機で購入します。
京王ライナーの停車しない駅では販売していません。

決済方法は現金および交通系ICカードのみ対応しています。
自動券売機では当日空席分のみの販売となるため、満席の場合もあります。また、座席は自動で割り振られるため席の指定はできません。

また,新宿駅では改札内にも専用の自動券売機が設置されています。
ディスプレイには発車時刻順に列車が掲載されているので希望の列車を選択します。

ちなみに1度に4席まで購入可能。
2名以上で乗車する場合は、席に余裕がある限り隣同士の席に割り振られます。

新宿駅での乗車方法

京王ライナーは京王線新宿駅の2番線から発車します。

京王線の新宿駅は1番線から3番線までありますが、京王ライナーが発着するのは2番線のみ。京王新線(4番・5番)の新宿駅と間違えないようにご注意ください。

当日に座席指定券を購入する場合は、きっぷ売り場の自動券売機のほか改札内にも専用の券売機が設置されています。改札内の券売機はすべてで5台あります。

西口改札フロアに2台、ルミネ口改札フロアに1台、2番ホーム売店裏に2台です。当日の空席分のみの発売となるため満席になり次第発売は終了します。

平日は発車数分前に売り切れる場合が多いので、あらかじめスマートフォンで予約しておくことをオススメします。

座席指定券またはスマートフォンの決済画面を用意して2番ホームに向かいます。

京王ライナーは1車両ごとに扉が4つありますが、誤乗車を防ぐため中央2つの扉は締め切っています。そのため、各車両の両端の2つの扉から乗車します。扉の横に号車番号が記載されていますので、自分の予約した号車を確認して入場します。

車内には座席が通路を挟んで2席ずつ並んでいます。

座席は進行方向左側からA席の順に並び,1番左側がD席です。
車端部のみ3人掛けのロングシートとなっており進行方向右側3席がA席、左側3席がD席となっています。

各座席上部の網棚に座席番号が明記されていますので、確認してから着席します。下り列車の場合は新宿駅を出発する時は座席指定制列車ですが、最初の停車駅以降は座席指定券がなくても乗車できるようになっています。

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