今回は中央本線の上諏訪駅です。
諏訪大社上社や上諏訪温泉の最寄り駅として知られる、上諏訪駅を画像とともに紹介します。
上諏訪駅はJR中央本線の駅です。
諏訪市の中心部に位置しており、市役所などの行政機関をはじめ諏訪湖や上諏訪温泉にも隣接。特急「あずさ」の停車駅になっているほか、岡谷駅で分岐する中央本線の辰野支線や飯田線に直通する一部の列車が当駅始発で運転されています。
ホームは地上2面3線です。
駅舎に直結した単式1面1線と島式1面2線、駅舎側数えて1~3番線まであります。1番線と2番3番線は跨線橋で繋がっています。
1番線ホームには上諏訪駅名物の足湯が設置されています。湯船はホームより1段高くなっており、駅に行き交う列車を眺めながら足湯に浸かることができると人気があります。お湯は上諏訪温泉の源泉を利用しています。
駅舎は1950年に完成した地上2階建ての建築が現役で使用されています。改札は霧ヶ峰口(東口)の1ヶ所のみで反対側の諏訪湖口(西口)とは、茅野寄りにある東西自由通路(跨線橋)で繋がっています。
上諏訪駅周辺は諏訪湖を中心に観光名所が多くあります。
信州一之宮としても有名な諏訪大社の上社二社(前宮・本宮)は上諏訪駅が最寄りです。上社前宮は諏訪信仰発祥の地として知られる古社、上社本宮は全国の諏訪神社の総本社として、規模も大きく6つの建造物が重要文化財に指定されています。
諏訪大社は合計四社がありますが、下社二社(春宮・秋宮)は下諏訪駅が最寄り駅です。
上社周辺には諏訪の自然と歴史を紹介する諏訪市博物館や、諏訪大社の神官守矢家の史料を展示した神長官守矢史料館なども点在しています。特に神長官守矢史料館は藤森照信設計の不思議な建築や貴重な御頭祭資料の展示もあり、見ごたえがあります。
上社は駅から距離がありますので、上諏訪駅から路線バス「かりんちゃんバス」を利用します。上諏訪駅に発着する有賀・上社統合線(かりんちゃんライナー)が便利です。上社バス停から本宮は歩いてすぐです。前宮に行くバスはありませんので本宮から片道30分程度歩かなければいけません。
上諏訪駅の諏訪湖口側は諏訪湖を始め観光名所が点在しています。
「諏訪の浮城」の異名を持つ高島城址は天守閣が再建されており、内部は資料館になっています。また約90本の桜が植えられているため、春は桜の名所としても知られています。駅から徒歩10分ほどの場所にあるので気軽に訪れることができます。
諏訪湖にほど近い上諏訪温泉は旅館が点在し、客室や浴場から諏訪湖を眺めることができる宿も多いです。また、片倉館は1929年に建てられた西洋建築で、重要文化財に指定されています。内部の見学(要予約)ができるほか西洋風の千人風呂は日帰りで気軽に利用できます。
路線 :JR東日本 中央本線
住所 :長野県諏訪市諏訪1-1
開業日:1905年11月25日
訪問日:2013年8月29日