鎌倉・江の島エリアの観光に便利な乗車券はたくさん販売されています。
その中で,もっともおススメなきっぷが,JR線で発売している鎌倉・江ノ島パス。
エリア内のJR線だけではなく,私鉄も1日乗り降り自由になるきっぷです。
もちろん,途中下車も可能なため乗れば乗るほどお得になります。
今回は、便利でお得な鎌倉・江ノ島パスの使い方や購入方法をご紹介します。
鎌倉・江ノ島パスとは

・鎌倉江の島エリア内の鉄道が1日乗り放題
・駅の自動券売機で簡単に購入可能
・季節に限らず通年販売されている
鎌倉・江ノ島フリーパスの魅力は,多くの路線を利用できるところ。
JR線は横須賀線の大船〜鎌倉駅間と東海道線の大船〜藤沢駅間,江ノ電こと江ノ島電鉄の全線,湘南モノレール全線が乗り降り自由です。小田急江ノ島線を除くエリアの鉄道路線すべてが乗車可能なため,移動の自由度が広がります。
購入場所はエリア内のJR線4駅。
大船駅,藤沢駅,北鎌倉駅,鎌倉駅の自動券売機でいつでも購入することがきます。
金額はおとな710円,こども350円。
価格設定も魅力のひとつで,エリア内を1周遊するだけでも元が取ることができます。
初めて鎌倉観光をする方や,エリア内のいろいろな観光地を巡りたい方にもおススメできるきっぷです。
※残念ながら鎌倉・江ノ島パスは2020年3月31日をもって発売終了となります
鎌倉・江ノ島パスの上手な使い方!
もし,お得なきっぷを購入しても元が取れなければ損をしてしまいますよね。
鎌倉江ノ島パスはどう使えばお得なのか,簡単にご説明します!

エリアを広く巡ればおトク
鎌倉・江ノ島パスでは3つの鉄道会社の路線を利用することができます。
会社の異なる路線を乗り継ぐと,運賃が割高になるためフリーパスがお得になるケースが多いです。 エリア内には横須賀線の北鎌倉や江ノ電の長谷など有名観光地が点在していますので,途中下車をすればさらにお得になります。
運賃の例を見てみましょう。
【参考運賃】
・JR線大船駅~鎌倉駅間 …154円
・江ノ電鎌倉駅~江の島駅間)… 260円
・江ノ電鎌倉駅~藤沢駅間 …300円
・湘南モノレール湘南江の島~大船駅間…310円
少し離れた鎌倉エリアと江の島エリアの観光に加え,何度か途中下車をすると確実におトクです。特に湘南モノレールは比較的運賃が高いので,乗り得な路線になっています。
もっとも利用しやすいルートをご紹介します。
まずは最初に大船駅にてきっぷを購入。横須賀線で鎌倉駅へ行き、午前中は鎌倉観光。午後に江ノ電で江の島駅まで移動して江の島観光。帰りは湘南江の島駅から湘南モノレールで大船駅へ戻る。といったトライアングルコースがおススメです。ICカード利用時の合計金額は724円となり,フリーパスの方がお得です。
北鎌倉駅や長谷駅で途中下車すればさらにお得になります。
お得にならないケースも
【お得にならないケース】
江ノ電全線1往復 …600円
湘南モノレール全線1往復…620円
あまり途中下車をしなかったり,複数の路線を利用しない場合は,交通系ICカードを利用する方が安い場合もあります。例えば,江ノ電や湘南モノレールどちらか1往復のみのでは,各社の出している1日乗車券の方が割安になりますのでご注意ください。
おススメ観光エリア

鎌倉江の島エリアのおススメきっぷ
江ノ電「のりおりくん」
江ノ電が発売しているお得なきっぷもあります。
江の島をはじめとした湘南エリアを重点的に巡りたい方はこちらもおススメです。江ノ電のきっぷの特徴は沿線のさまざまな施設で優待割引券としても利用することができるところ。観光施設のほか,個性的な飲食店などでも優待が可能。地元密着の江ノ電らしいサービスですよね!
江ノ電のりおりくん
【金額】おとな650円・こども330円
【区間】江ノ島電鉄全線
【特典】沿線40施設以上で割引等の優待あり
鎌倉・江の島アフタヌーンパス
鎌倉・江の島アフタヌーンパス
【金額】おとな1210円,こども610円
【区間】13時から使える江ノ電1日乗車券
【特典】江の島の観光施設3カ所の入場券付き.沿線施設の優待
鎌倉フリー環境手形
鎌倉駅周辺に特化したフリーパスです。
湘南エリアを観光せず,鎌倉市内の寺社を重点的に巡りたい方におススメ。
江ノ電バスと京急バスの路線バスと江ノ電の指定区間が乗り降り自由で,JR線は利用できませんが,北鎌倉駅までのバス路線もフリー区間に指定されています。
ちなみにこの環境手形のもう一つのおススメは特典。
協賛寺社拝観の際には絵葉書や由来記などの粗品が進呈されますので寺社巡りがお好きな方には特におすすめです!
鎌倉フリー環境手形
【金額】おとな600円・こども300円
【区間】江ノ電(鎌倉~長谷間),路線バス指定5路線
【特典】協賛寺社・協賛店での割引・粗品進呈などの優待あり
江の島・鎌倉フリーパス
小田急線各駅では江の島・鎌倉フリーパスが販売されています。
出発地からの割引往復券と,小田急線の藤沢-片瀬江ノ島間,江ノ電(全線)の1日乗車券がセットになったフリーパス。割引率が高いので小田急沿線の方にはかなりおススメです。このフリーパスを持っている方は,改めて鎌倉・江ノ島パスを購入する必要はありません。
また,東急田園都市線,相鉄線,西武線沿線でも発売しています。
鎌倉・江ノ島パスの基本情報
利用可能エリア




JR横須賀線 …大船~鎌倉駅間
JR東海道線 …大船~藤沢駅間
江ノ島電鉄 …鎌倉~藤沢駅間(全線)
湘南モノレール …大船駅~湘南江の島駅間(全線)
金額&購入場所

【金額】おとな710円,こども350円
【購入場所】
エリア内のJR線の駅(大船駅,北鎌倉駅,鎌倉駅,藤沢駅)
指定席券売機自動券売機,みどりの窓口,びゅうぷらざにて
【参考URL】
JR東日本(鎌倉・江ノ島パス)
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