JR参宮線 鳥羽駅を訪ねる~鳥羽観光の拠点となる終着駅~

JR参宮線の鳥羽駅は観光地として名高い鳥羽の中心駅です。近鉄線や各方面の路線バスとも接続しているターミナル駅ですが、現在は無人駅となっています。

JR東海 参宮線 鳥羽駅


鳥羽駅は三重県鳥羽市にあるJR参宮線の終着駅です。

参宮線の鳥羽駅は戦前の1911年年に開業し、戦後までは名古屋・東京方面からの優等列車も運行されていました。1970年には近鉄鳥羽線が開業すると、利用者は近鉄に流れ、参宮線はローカル色の強い路線になりました。以前はみどりの窓口も併設する有人駅でしたが、2020年をもって無人化されています。

真珠島や鳥羽水族館など観光名所も点在し、旅館も多く立ち並ぶ鳥羽は多くの観光客が訪れます。

その賑わいと裏腹に、参宮線の鳥羽駅は哀愁漂う終着駅といった趣き。近鉄線の鳥羽駅とは隣接しており、以前は改札内に連絡通路がありましたが、現在は撤去されて各社別々の改札口が設けられています。

鳥羽駅舎入口 (2021)

JR鳥羽駅は近鉄鳥羽駅とは反対側の南口(山側)に単独の駅舎があります。

駅舎は2階建て。1階が改札口で、2階には鳥羽駅名店街と呼ばれるテナントと近鉄線の鳥羽駅を結ぶ連絡通路があります。有人時代の面影を残す改札口には自動券売機が設置されています。2021年時点で参宮線はIC非対応のため、簡易改札機はありません。

ホームで出発を待つ快速みえ号 (2021)

ホームは終着駅らしい頭端式になっていて、現在は島式1面2線構造です。

右側1番線に快速、左側2番線に普通列車が停車するようになっています。国鉄時代から残る長いプラットフォームに2両編成の列車が停車していました。2021年までは改札の目の前に0番線がありましたが、現在は閉鎖されています。

駅は列車の発着時刻でも利用者がまばらで、隣にある近鉄鳥羽駅のホームとは対照的。近鉄線は有料特急が頻繁に発着して旅行者で賑わいを見せていました。

鳥羽駅に停車する列車

快速みえと近鉄特急 (2021)

鳥羽駅は快速みえを含むすべての列車が折り返し運転を行います。

運転本数は毎時1,2本程度で、運転本数の少ない時間帯の快速列車は途中の伊勢市までは各駅に停車します。快速は名古屋行き、普通列車は亀山または伊勢市止まりが中心になっています。

一方で近鉄線の名古屋・大阪難波方面は毎時4本程度あるなか、うち2本が有料特急、残り2本が普通列車です。下りは一部列車が鳥羽駅止まりになっていますが、特急の多くは志摩線に直通して賢島まで運行しています。

鳥羽駅の情報

路線 :JR参宮線、近鉄鳥羽線・志摩線
住所 :三重県鳥羽市鳥羽1-8−13
開業日:1911年7月21日
訪問日:2021年4月25日
    ※画像はすべて訪問時に撮影したものです