
旗下山慈眼寺は秩父市にある曹洞宗寺院です。
秩父三十四観音霊場の十三番札所としても知られ、本尊は聖観世音菩薩。秩父市街地に位置しており、秩父鉄道の御花畑駅から徒歩1分という好立地なこともあって訪れやすい寺院です。
慈眼寺はこんな寺院
- 秩父三十四観音霊場の十三番札所
- 「目の仏様」薬師瑠璃光如来を祀る
- 御花畑駅から徒歩1分の駅近寺院

境内では1901年(明治34)に再建された観音堂が目を引きます。軒唐破風の付いた入母屋造の建築で、本尊をはじめ諸仏を安置しています。大きなお堂ではないですが、建築には組物や彫刻が多く施されている点が特徴です。
境内奥の薬師堂では薬師瑠璃光如来を安置しています。
目の仏様として信仰されており、眼病治癒にご利益があるとか。毎年7月8日の縁日「あめ薬師」は慈眼寺でもっとも大きな行事。境内に露店も並んで多くの人で賑わいます。境内で売られる「ぶっかき飴」が名物です。
慈眼寺の寺務所では、札所巡礼の用具をはじめメグスリノキを使用した眼茶(めちゃ)なるものを常時販売しています。公式ホームページでもゴリ押しですので、是非一度試してみては。



慈眼寺の開創は室町時代にあたる1486年。そのほか、日本武尊が東国遠征時や行基菩薩が関わる伝説も残されています。1878年の秩父大火により多くの堂宇を焼失したため、現在の建築はその後の再建。観音堂はおよそ20年の歳月をかけ1901年に再建されたものです。










宗派 :曹洞宗
住所 :埼玉県秩父市東町26-7
最寄駅:秩父鉄道御花畑駅から徒歩1分
訪問日:2021年2月20日
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